電子版 電子版サンプル

新聞記事

2021年3月の記事一覧

掲載日:2021.03.15

存在感膨らむ増養殖


 世界の養殖生産量は過去20年間で約4倍に拡大し、今後もアジアを中心に成長が見込まれている。一方、日本国内も回遊型魚類の資源低迷などから存在感が増している。特に回転ずしなどで人気のマグロやサーモンが脚光を浴びて、サーモンは養殖後進地の北海道、岩手県でも事業化を視野に入れた取り組みが進行している。増殖事業を含め技術・資機材の開発動向などの一端を紹介する。


掲載日:2021.03.15

シーフードショー大阪3月17・18日開催


 西日本最大級の食材見本市、「第18回シーフードショー大阪」(大日本水産会主催)が17~18日、大阪市住之江区のATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)で開催される。出展者予定は300社(360小間)。新型コロナによる2度目の緊急事態宣言で、再び減退している水産物需要の底上げと販路回復の機会にする。


掲載日:2021.03.15

「無印良品」 水産物も


 雑貨や食品を扱う「無印良品」を展開する株式会社良品計画(東京都)は4日、千葉県鴨川市と東安房漁協(千葉県南房総市)との間に、地域社会の発展や地域経済の活性化を目指した連携協定を締結した。水産物の販路拡大や新規漁業従事者の獲得などに取り組んでいく。


掲載日:2021.03.15

三陸イサダ浜値は昨年の3倍250円


 岩手、宮城両県で始まった今季のイサダ(ツノナシオキアミ)漁は9日現在、浜値がキロ250円前後の高値相場になっている。昨季は記録的な不漁で在庫がほとんどないうえ、漁模様の回復もみられず、年々高まる需要に供給が追いついていない。不漁が価格高騰を招く悪循環に関係者の表情はさえない。


掲載日:2021.03.15

日本海ニシン来遊遅れ


 1月中旬に始まった石狩・後志管内のニシン刺網は来遊遅れや悪天候を受け、昨年を下回る漁模様で推移している。着業者は終盤の盛り返しに望みをつないでいる。道水産林務部の集計(速報値)では、2月末現在の累計水揚量は前年同期比37%減の1110トン。石狩・後志両管内は38%減の1097トンで、2019年2月末の1169トンにも届かない。一方で留萌管内は今年2月末で12トンと前年同期を上回り、3月以降の伸びに期待がかかる。


掲載日:2021.03.15

女川養ギン4.7トン初水揚げ

水揚げが始まった宮城県産養殖ギンザケ


 宮城県産養殖ギンザケが10日、今季初めて水揚げされ、女川魚市場に入荷した。落札価格はキロ900~870円、平均879円。コロナ禍での巣ごもり需要を背景に、量販店向けが安定化するなか、昨季を若干上回る初値について「適正価格」ととらえる関係者は多い。成育はおおむね順調で、水揚げは7月下旬ごろまで続く。


掲載日:2021.03.15

マツカワ魚価対策PT、加工品の開発・販売を試行


 えりも以西栽培漁業推進協議会のマツカワ魚価対策プロジェクトチーム(PT)は11日、苫小牧漁協水産会館で2020年度第2回本会議を開き、新年度の事業計画を決めた。春期のマツカワの利用促進に向けては、コロナ禍で従来実施してきた消費拡大イベントの開催が難しい状況を踏まえ、新たな切り口として冷凍加工品の開発・販売を試行する。


掲載日:2021.03.08

東日本大震災10年「復興へ 確かな歩み」


 東日本大震災の発生から11日で丸10年の節目を迎える。巨大地震と大津波、そして原発事故という未曽有の複合災害に見舞われた三陸地方。浜が負った傷は深かったが、この10年の間、復興に向けた取り組みはたゆみなく続けられてきた。漁業資源の減少、コロナ禍における魚価低迷、増え続ける原発汚染処理水……。新たな逆風にあえぎながらも、三陸の漁業者や加工業者らは挑戦をやめず、歩み続ける。


掲載日:2021.03.08

オホーツク海沿岸漁場造成スタート

漁場造成が始まったホタテの荷揚げ作業(3月1日、紋別港)。流氷を注視し進められる


 オホーツク海沿岸の漁場造成は、1日に水揚げした紋別漁協を皮切りに順次スタートする。2日に北海道全域を通過した低気圧の影響で流氷が再度接岸したものの4日には沖合に移動。ただ完全に離れていないため注視しながらの操業となりそうだ。今年の漁場造成は1万7500トン以上となる計画で、昨年計画より多く設定されている。


掲載日:2021.03.08

松前さくら漁協低気圧で養殖施設被害


 松前さくら漁協の養殖コンブは、2月に低気圧による大シケが続いた影響で綱が切れるなどの被害を受けた。着業する木崎吉三理事は「台風並みの大シケだった」と振り返り「ここまで大きな被害は初めて」と話す。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る