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新聞記事

2020の記事一覧

掲載日:2020.10.12

礼文、高酸素海水製造ユニットでホタテ生存率向上を期待

高酸素海水製造ユニット


 いぶり噴火湾漁協は、ホタテへい死対策の一環で礼文、豊浦支所に計27台の高酸素海水製造ユニットを導入した。今春の耳づり作業から順次、使用している。 コンプレッサー内蔵型で、循環ポンプをつなげると、くみ上げた海水の酸素濃度が一気に上昇する仕組み。近年、高水温に伴う溶存酸素の低下によって、へい死の発生が増加傾向にある中、生存率向上が期待できるため、使用者はホタテ養殖漁家を中心に北海道各地で増えている。


掲載日:2020.10.12

散布養殖ウニ、コロナ影響小さく好値


 散布漁協の養殖ウニは、9月末で出荷がいったん終了した。コロナ禍による価格低迷が懸念されたが、後半は上値でキロ6千円まで上昇。南晃仁うに養殖部会長は「大きな影響がなくてよかった」と安ど。一方で「例年に比べてへい死が多いことが心配」と話す。出荷は年末に再開する。


掲載日:2020.10.12

いぶり噴火湾アナゴ5割安2000円台

昨年並みに水揚げされているアナゴ(9月29日、有珠支所)


 いぶり噴火湾漁協のアナゴは、コロナ禍の影響で安値基調だ。7月後半にキロ4千円前後と一時的に上振れたが、9月以降は前年同期と比べ5割安2千円台と安値に振れている。


掲載日:2020.10.12

胴縁にピンチ、拾の天日乾燥作業効率化

干場にびっしり並べられた胴縁とコンブ


 日高中央漁協浦河地区の高桑陵さんは、天日乾燥の作業効率化と体への負担を減らす新たな道具を自作した。胴縁にピンチを等間隔で取り付けたもの。コンブをまとめて干場に並べられるため、かがむ回数が減り腰への負担が軽減。同様に回収も楽で、急な天候悪化にも素早く対応できる。拾いコンブ中心に今年から本格的に使用している。


掲載日:2020.10.12

漁船の衝突防止にスマホアプリ活用


 水産庁は10月から瀬戸内海の漁業現場をモデル海域として、小型漁船の衝突を防止するためのスマートフォンアプリを利用した実証試験を始めた。衝突事故防止には船舶自動識別装置(AIS)が有効だが、無線設備の搭載が困難な小型の沿岸漁船にはその搭載が現実的でないため、同等の機能を持つアプリに活路を見いだそうと判断した。試験は日本無線(株)(東京都)に委託し実施、実装対象のアプリは「JM─WatcherⅡ」で2021年1月まで行われる。


掲載日:2020.10.12

セイカダイヤエンジン株式会社が三菱エンジンの販売サービスを継承


 三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)(東京都)は1日、100%出資子会社である三菱重工エンジンシステム(株)(東京都)の国内における舶用エンジン販売・部品サービス事業を西華産業(株)(東京都)に譲渡し、そのグループ会社であるセイカダイヤエンジン株式会社(SDE)(東京都)に承継させた。全国各地にある拠点のネットワークを生かし、漁業者に対して地域に密着したきめ細かな営業活動を展開していく。


掲載日:2020.10.12

丸中舛岡水産完熟オスシシャモを有効利用

塩ししゃも(左)とふりかけ


 むかわ町の(有)丸中舛岡水産(舛岡博美社長、電話0145・42・2178)は、主力商材のシシャモで、漁期後半に獲れる完熟のオスの有効活用にも取り組んでいる。魚体が黒みがかって脂分が抜け、従来卸売では荷動きが鈍く、新たな商品開発に挑戦。昆布巻や甘露煮に加え、粉末にし塩やふりかけも打ち出している。


掲載日:2020.10.12

岩手県大槌町で「魚類養殖と漁場環境について」講演会


 水産研究・教育機構水産技術研究所主任研究員の伊藤克敏氏(環境応用部門環境保全部化学物質グループ)は7日、岩手県大槌町で「魚類養殖と漁場環境について」と題して講演した。秋サケの記録的な不漁が続く中、県内ではサケ・マス類の海面養殖試験に乗り出す動きが相次いでいる。伊藤氏は「ワカメやカキ養殖との共存も十分可能。海洋環境と調和した、未来につながる養殖業を作り上げてほしい」と呼び掛けた。


掲載日:2020.10.12

宮古陸上養殖ホシガレイ初出荷

出荷サイズの700グラムほどに成長したホシガレイ


 岩手県宮古市は1日、陸上養殖調査事業で育てた高級魚ホシガレイを市魚市場に初出荷した。秋サケなど主要魚種の不漁が続く中、安定供給が見込める魚種の養殖生産体制構築は急務。500尾を目標に来年1月まで週1回のペースで出荷し、流通状況や市場評価、採算性などを調査する。宮古湾で海面養殖したトラウトサーモンと並ぶ新たな特産品に育て上げたい考えだ。


掲載日:2020.10.12

鵡川シシャモ出足低調

厚真地区で獲れた初日のシシャモ。1箱未満と数量がまとまらなかった(7日、浜厚真漁港)


 鵡川漁協厚真地区のシシャモ漁が7日に水揚げを開始した。高水温での来遊遅れが影響、1隻当たりの水揚げが1箱に満たない出足。着業者は今後の増産に期待する。


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