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新聞記事

2018の記事一覧

掲載日:2018.11.05

久慈秋サケ1万尾、盛漁へ

盛漁期入りの様相となった久慈地区の秋サケ

 岩手県の秋サケは北から盛漁期入りの様相だ。久慈の水揚げは昨シーズンより20日ほど早く日産1万尾ペースとなった。宮古など中央部以南はペースアップが遅れている。明暗が分かれた現状で、海況要因を指摘する見方がある。魚体はばらつきがあるが、引き続き小さめが多い。大相場はメスが下げ傾向で900円台前半、オスは300円台後半と堅調を維持。


掲載日:2018.11.05

函館市の仲卸、丸善川原水産 グッズ通し、魚を生活に+

マグカップやTシャツなどさかなを+(たし)なむグッズ

 函館市水産物地方卸売市場の仲卸、有限会社丸善川原水産(岩館清一社長、電話0138・27・5125)は、「プラスさかなプロジェクト」と銘打った水産物の普及活動を展開している。食材として直接消費を訴えるのではなく、「さかな」を題材にした生活グッズを通し、魚を日常の中に解け込ませ、存在自体に親しんでもらう新たな切り口。「さかなから生活を+(たし)なむ」コンセプトで魅力発信に臨んでいる。


掲載日:2018.10.29

玉冷、内販に陰り/原貝小型化で供給量伸びず

 北海道内のホタテ水揚量が増加する中、焦点となった玉冷の消流は米国輸出の鈍化で内販に力を入れる年となった。シーズン当初から下方修正された製品価格に割安感が生じ順調にスタート。量販店でも消費が進み、課題とされた1万トンの内販消化も現実味を帯びている。ところが夏場以降、雲行きが怪しい。原貝の小型化で供給量が伸びず製品化の遅れが相場を押し上げている。


掲載日:2018.10.29

石巻市が種苗代、県はパールネットに補助

 宮城県のホタテ養殖で本年度、これから活発化する半成貝の移入に石巻市が1経営体当たり50万円を上限に補助、県は小型貝の購入者に対しパールネットなどの導入費用の3分の1を助成する。主流となる移入半成貝養殖で死滅が増加、まひ性貝毒による出荷自主規制の広域化、長期化もあって養殖経営に厳しさが増す中、生産者向けの緊急的な財政支援となる。


掲載日:2018.10.29

ロ産マス子存在感増す、原料難で産地加工も新規参入

 日本産秋サケの不漁などで昨年来、回転ずしを中心に国内のいくら市場を席巻しているマス子。今季もロシアの漁獲量が約50万トンと好漁となり、商社筋が買い付けに積極姿勢。秋サケの水揚げ不振で商機をにらんで、主産地の加工大手もマス子の製造に新規参入するなど存在感を増している。


掲載日:2018.10.29

66%増の4万6024トン/道東サンマ終盤

昨年を大きく上回る水揚げのサンマ(3日、花咲港)

 道東沖のサンマ漁が終盤に入った。漁業情報サービスセンター道東出張所のまとめによると、10月20日現在で道東4港(花咲・浜中・厚岸・釧路)合算の水揚げは前年同期比66%増の4万6024トン。大型船中心に本州への荷揚げも増えている。主漁場は公海に形成され好調な漁模様。組成は漁期中盤から小型で推移している。


掲載日:2018.10.29

干鮑在庫が払底、確保優先 / 岩手県アワビ入札

 11月1日解禁となる岩手県産アワビの第1期(11月)分入札が24、25日、盛岡市の県水産会館で開催された。1号品は181.3トン上場、10キロ当たり11万1355円平均で落札。前年初回比142%と高騰した。昨季の漁獲減少などによる干鮑(かんぽう)在庫の払底が大きい。今季の水揚げにも不安が高まり、買受人は採算よりも数量確保を優先した。


掲載日:2018.10.29

宇和島の隠れた名産、新メニューに「戸島ブリ」「伊達真鯛」

 鮮魚卸のかいせい物産(株)(東京都、宮﨑成人社長)は、東京・門前仲町に今年4月オープンした居酒屋「〇魚(まるっと)」で、愛媛県宇和島のブリやマダイを使った新メニューを始める。市場で買い手が付かない魚を活用する「もったいないプロジェクト」の理念がコンセプトの店。「食べないなんてもったいない」を前面に、宇和島の水産会社とタッグを組み、地元で愛される食材を消費地・東京で売り込む。


掲載日:2018.10.29

オートシェラー導入/マルカイチ水産

9月に導入したオートシェラー。将来的に4~5台で24時間態勢を目指す

 人手不足が叫ばれる水産加工業界で、省力化につながる機械化の動きが加速している。9月下旬に紋別市のマルカイチ水産(株)(片山裕一社長)が(株)ニッコー(釧路市)製ホタテ自動生むき機「オートシェラー」を導入した。片山社長は「将来的に4~5台で24時間態勢の稼働を目指し生産性を上げていきたい」と展望する。
 経済産業省の「ものづくり補助金」に採択された。北海道では湧別漁協に続き2カ所目、民間企業としては初導入。「労働力確保に先行き不透明感があり、機械化できる部分でチャレンジした」という。


掲載日:2018.10.29

昨年比3日増の33日操業/歯舞漁協

 歯舞漁協の今季のコンブ漁が21日に終漁した。夏コンブは7月10日に解禁し累計操業日数は33回で昨年比3回増。柿本康弘昆布漁業部会長は「1日の採取時間が長かった。元看守人が良い判断をしてくれた」と振り返る。
 代表元看守人の渡辺健一さんは「全地区の模様が良くなければ出漁できない中で、安全第一を最優先に考え判断した」と強調する。
 8月末まではカギ採りでナガを採取。今年は流氷被害がなく全般的に繁茂良好で、比較的船は散らばって操業。長山吉博さんは「個人的には良い水揚げができた」と笑顔。一方で「実は徐々に入ったが、細くて歩留まりは悪かった」と話す。


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