オホーツク海では、漁場造成の初回値決めが行われ、大半はキロ200~150円の範囲内で妥結された。歩留まりは7~9%。平均的な価格帯は170円前後となっている。
帯広地方卸売市場株式会社(高橋正行社長)は、営業倉庫事業を担う冷蔵庫棟(庫腹2000トン)の冷凍・冷却設備を一新した。老朽化に伴う更新。国際的なフロン排出規制の強化、環境負荷軽減などを勘案し、冷凍機の冷媒は従来のフロンR22から自然冷媒・アンモニア(NH3)に切り替えた。
道南地区で間引きなど養殖コンブの手入れが進む中、4月中旬の低気圧で大シケが発生した。主産地・南かやべ漁協は「ロープが切れたり脱落したり多少の被害はあった」という。状況は施設によって異なるが「全体的に見ると昨年1月のような大規模なものではない」と説明する。
初めて立ち寄る人は「水産新聞見た」で70分飲み放題3000円、焼酎ジャパンが2000円とサービス満点。平日2~3人、土曜3~4人の女性が迎えてくれる。「おしゃべりが好きな女性ばかり。誰でも楽しめます」と笑顔がすてきなみゆママ。
紋別漁協の毛ガニ漁は大中主体の水揚げ。4月24日現在の漁獲量は57.8トン、達成率は57%。高値傾向の浜値は小が大中より約300円高のキロ3800円と堅調だ。
株式会社木の屋石巻水産(石巻市)は東日本大震災を契機に、国内だけでなくムスリム(イスラム教徒)の多い海外販路の開拓を目指し、ハラル事業に乗り出した。国内の水産マーケットが厳しさを増していることも後押しした。
青森県立八戸水産高等学校(米内山裕校長)の新しい小型実習船「うみねこ」が完成し、修祓式と竣工式が27日に行われた。昭和47年建造の初代船「うみねこ」より大きい3代目の誕生。体験航海や刺網など漁労実習のフィールドとして役に就く。漁業界では、従事者の高齢化が進んでおり、今後、新規就業者をどう確保し増やしていくのか大きな課題。水産高校は漁業現場で即戦力で活躍できる若者を養成する機関だけに、その期待は大きい。
岩手県宮古市は4月23日、魚市場増築棟の落成式を挙行した。8080平方メートルと面積倍増の荷捌所と電子入札システムで水揚げと販売処理を迅速化、冷海水供給システムなどで衛生・鮮度管理の高度化も図った。卸売人の宮古漁協や買受人とともに水揚げ拡大に期待を寄せる。
春の叙勲で、北海道の水産関係者では、地域や北海道全体の水産業振興への功績が認められ、鹿部漁協組合長の村田昇氏が旭日単光章を受章した。
青森県の陸奥湾で4月、15基の人工知能(AI)装置付きカメラによる密漁監視システムが運用を開始した。同湾を包囲するようにカメラが漁協や漁港に設置され湾内全域を24時間監視、不審船を認識して漁協の担当者に自動通報する。近年、ナマコの高額密漁が摘発される中、撲滅の決め手と期待される。