厚岸漁協(川崎一好組合長)は、凍結前と変わらない品質、風味を再現する「3D冷凍」で直売事業の新展開に乗り出している。これまでの鮮魚の高鮮度流通に加えて、冷凍品でも旬のおいしさを提供。直売事業の売り上げは順調に伸長、組合経営や魚価の安定などに貢献しており、最新の冷凍技術で顧客満足度を一層高め、厚岸産の価値向上、拡販に臨んでいく。
スモークサーモンなどを手掛ける札幌市の丸高水産株式会社(田名部實社長、電話011・676・3758)は昨年から秋サケを皮切りに北海道産原料で刺身商材の製造・販売に乗り出している。最新の冷凍技術「3D冷凍」を活用し、生魚を加工したワンフローズンで提供。「瞬造(しゅんぞう)くん」のブランド名で販
総務省の家計調査によると、昨年1年間の1世帯当たり(2人以上)の昆布購入金額は、富山市の1984円が全国主要都市の中で最も多く、3年連続の全国一となった。昆布つくだ煮は奈良市が前年(平成27年)の13位から大幅にランクアップ、6年ぶりの1位となった。
【大阪】国内の魅力ある魚介類や水産加工品、機器資材、関連技術を紹介する見本市「第14回シーフードショー大阪」(大日本水産会主催)が22、23の両日、アジア太平洋トレードセンターで開かれた。今回は全国各地の生産者や水産関連企業など251社・団体(昨年231社・団体)が約2500品目(同2300品目)を出展、約1万5000人が集まった。
いぶり中央漁協登別・虎杖浜地区の10トン未満船に、船舶用高圧洗浄機「ジェットパワーFS―10(アベテック株式会社製)」が普及している。高出力が特長で、かごやポリバンなど漁業資材の洗浄作業の省力化、時間短縮に効果を発揮している。
標津漁協のスケソ水揚げは、昨季の6割減に落ち込んでいる。底建網は1月下旬に切り上げ。刺網はカレイを捕りながら様子見の状況。薄漁から浜値は1月下旬にキロ230円を付けた。
宮城県石巻市寄磯のマルキ遠藤商店(電話0225・48・2333)は、自ら養殖するホヤをはじめとする加工品を製造・販売。女性スタッフ、そして東京の美大に通う娘とその仲間の感性を生かし、新ブランドの商品を展開している。
ぎょぐ 根室湾に面する風蓮湖でワカサギやチカ、ニシン、コマイを捕る氷下待網漁が終盤戦に入っている。着業する別海漁協の北館勝美さん(49)は、父・英一さん(77)が作る待網を使用。網地はテトロンラッセルとアミランの2種類を組み合せた安定感のある構造。作業の合間を縫い、2人が漁具・漁法を説明してくれた。
宮城県のカキは12月のノロウイルス発生海域拡大、出荷全面自粛に伴う風評被害の影響が尾を引く。売れ行きが鈍り出荷量が減少、価格低下が続いている。地区によっては加熱向け期間となる4、5月の水揚げが増える見通しだ。
宮城県漁協女川町支所は22日、県内初となるホタテ新貝(一昨年採苗)の出荷を開始した。寺間地区の地種養殖で日産200キロペース、500円スタートで昨シーズンより30円高。サイズは良好だ。同県産の水揚げは端境期で女川産に買受人の引き合いが強まり3月から増加に向かうが、地種は後続の出島地区を含め死滅が増え4割減の見込みだ。