南かやべ漁協の定置はブリ・イナダが昨年を上回る水揚げで終盤を迎えた。ただ、組成は5キロ未満のイナダが中心で昨年より小型。単価安で金額は昨年を下回っている。
宮城県産カキむき身の県漁協入札が6日、始まった。石巻地区の初日は9.2トン上場、10キロ2万9455円平均となり昨年初回を8.6%上回った。身入り、卵抜けとも良く当初の品質は震災後最高に。昨シーズン(1590トン)を大幅に上回る出荷が期待されるが、シケによる落下が気掛かりだ。
宮城県水産技術総合センターの水産加工公開実験棟が7日、石巻市魚町に竣工した。魚体処理システム装置や過熱水蒸気調理器などの最新加工機器から各種包装機まで備え、水産加工業者の製品開発や販路開拓を支援。大震災で失われた市場の回復を後押しする。
1日から3日にかけて北海道を襲った爆弾低気圧の影響で、沿岸各地で漁具、漁船、施設などが被害を受けた。特に盛漁期を迎えている秋サケ定置の被害は大きく広範囲。確認・復旧作業中に台風23号が接近、被害回避対策にも追われ、全容は判明していないが、8日までに被害が確認された漁場は104カ統。今季の操業断念を余儀なくされた漁場もでている。
日高中央漁協東栄地区のウニは、バフンが8月末、ムラサキが9月14日までの漁期で操業。岩間正男ウニ部会長は「どこを採っても身入りは上々だった」と振り返り、「東栄のウニは身の色がきれい」と自信を持つ。
1日に開幕した道南太平洋のスケソ刺網は、渡島管内が6日に水揚げが始まり、鹿部漁協、南かやべ漁協、えさん漁協椴法華の全地区とも昨年を大きく下回る出足。薄漁を映し、初値はキロ100円台の高値でスタートした。
北海道の秋サケは10月上旬もほぼ昨年並みの水揚げペースで推移しているが、札幌市中央卸売市場の生すじこ取扱数量は昨年より大幅に増えている。いくらのヒネ在庫が少ない環境下、産地からの出荷増は、ホタテの減産、サンマやイカの不振など全般的な加工原料不足による仕事買いの様相も呈している。
帯広地方卸売市場株式会社(山室俊晴社長)は、十勝産マツカワの消流拡大への取り組みを続けている。首都圏のホテル、飲食店など本州の納入先も増えてきて、ことしサイズ選別を導入。荷造りも改良し、販売体制をレベルアップしていく。
落石漁協のコンブ採りは、昨年に比べ操業日数が伸び悩んでいる。シケや悪天候に阻まれ、9月末現在で昨年同期比9回減の21回。庄林勝比古昆布部会長は「特に9月のアツバが少なく5回だけ。波が収まらず、出たくても出られなかった」と表情を曇らす。
近年北海道沿岸の秋サケ定置で多獲されるブリ。ひだか漁協は今季、船上活じめで販売拡大に乗り出した。定置業者4経営体が実施。徹底した血抜き処理や鮮度管理、脂肪率の計測・表示などの付加価値対策を施し、「はるたち(春立)」「三石」の水揚げ漁港を冠したブランド名でアピール。仲買人指定で独自の販路を開拓し、野じめに比べて約2割高の魚価向上を図っている。