24年ぶりのまひ性貝毒発生で水揚げが滞っていた宮城県気仙沼湾海域のホタテが11日、出荷再開となった。だが、同湾奥の海底に原因プランクトンのシスト(休眠胞子)が大量に堆積し、来春以降も毒化、出荷停止となる可能性がある。この対策として、業界では県、国とともに、まひ性期間中でも貝毒値により水揚げを可能にする認定工場制度の導入、海域細分化の検討を進めている。
認定工場制度は、まひ性貝毒期間中でも中腸腺で1グラム当たり50マウスユニット=MUなど一定レベル以下なら、県の認定する工場での生玉などの処理とそのための水揚げを認めようというもの。加工要領の見直しや認定処理基準の策定などが必要になる。
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(2013年12月16日付)