オホーツク海の本操業が北部(宗谷、猿払村、頓別、枝幸漁協)で順次始まった。4月中旬にいち早く開始した猿払村や20日に全面操業となる宗谷は日産200トン台。頓別は8日に開始、枝幸は試験操業を進め6月頭から本格化させる。
サロマ3単協(湧別、佐呂間、常呂漁協)の稚貝放流は15日から開始する。成育は例年より小型傾向だが、へい死の心配はなく計画粒数を確保できる見通し。3単協とも12日で漁場造成を終えている。
青森県は陸奥湾のホタテ養殖で、安定生産に向け協業化モデルの育成に乗り出す。着業者の高齢化や後継者、労働力不足が進行しているためだ。4地区で検討会を設け本年度にモデルを策定、来年度に実践して効果を検証し、周知したい考えだ。
宮城県のホタテ水揚げはペースアップが遅れている。例年、大型連休に向け出荷が増えるが、4月中旬から水揚げが始まった昨秋移入の北海道産半成貝も、先行した地種養殖と同様に、成長が鈍くまだわずか。4月下旬で地種含め1日5トン程度にとどまっている。価格は400円台前半から半ば。半成貝は生残率は上がっている模様で、連休明けから水揚げが活発化する見込みだ。
3月に始まったオホーツク海の漁場造成は、4月23日現在で北部、南部合わせた累計数量が約1万6900トンとなった。前年同期より5500トン多いペース。歩留まりは例年並みの7~9%台。各単協で順次値決めを行っており、浜値は前年並みキロ100円程度~2桁後半で妥結している。
道北日本海の留萌管内4単協(増毛、新星マリン、北るもい、遠別漁協)で、地まき用の稚貝出荷が進んでいる。規定殻長の3.3センチは満たしているが全体的に小ぶりの傾向。出荷計画量は昨年より980万粒多い10億6300万粒。17日現在の計画達成率は54%と順調だ。
三陸産ホタテの減産が止まらない。宮城県漁協と岩手県漁連の昨年度共販実績がまとまり、それぞれ2706トン、1770トンとなった。前年度比は宮城64%、岩手69%。両県の生産が安定した1995年以降では大震災直後を除けば最低となる。
ホタテ冷凍貝柱を製造する海王食品株式会社(猿払村・太田俊章社長、電話01635・4・5026)の新加工場が竣工した。トンネル型のドーワコンテックフリーザーを導入し、新鮮な猿払産原貝を当日処理で仕上げる製造ラインが完成。広々とした造りは安全性と処理能力の向上につながった。対米HACCP仕様で整備されており、数年後の認証取得を目指す。
青森県陸奥湾の半成貝出荷が始まり、関係者はベビーの順調な荷動きに期待感を強めている。先行するチルドは量販店中心に引き合いが多く、冷凍は「噴火湾のボイルが減産で高値維持ならば、昨年の価格帯でも吸い込みそう」と卸業者。ただ「オホーツクの増産で玉冷価格が昨年以下となれば動きは鈍くなる」と警戒。ベビー原料も確実に増産するため、今後の浜値の推移や玉冷の価格帯に注目が集まっている。
青森県陸奥湾で半成貝の水揚げが始まった。成育は全湾的に順調で特に西湾は大型の傾向。後潟漁協や青森市漁協奥内では10キロ当たり200枚以下の良型サイズ。ウロ取りボイルの平均歩留まりは過去10年平均より0.7ポイント高い23.5%となった。このため西湾中心に水揚げを早める漁業者が増えており、4月前半は前年同期よりも圧倒的に多い5720トンの上場が予定されている。