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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2026.06.01

冷静な相場形成を-全国ホタテ取引懇談会-


 ホタテの新物商戦を展望する一般社団法人北海道水産物荷主協会(笹谷智貴会長)主催の第32回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が5月26日、京王プラザホテル札幌で開催された。繰越在庫の重いボイルは価格の再修正を期待する意見が示されたほか、玉冷は大型組成に注目が集まる一方、シーズン当初における価格修正の重要性や国内流通の安定化を指摘する声が相次いだ。


掲載日:2026.06.01

内販消化 再構築鍵に-道漁連販売第一部の久保田英之次長講演-


 5月27日の全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会で、道漁連販売第一部の久保田英之次長は「ほたての生産動向等について」と題し講演した。玉冷やボイルの需給推移などを示し、小型の玉冷やボイルの在庫が滞留している現状を説明。「内販の再構築が消化全体の鍵を握る」と指摘した。2025年度の全道水揚量は前年度比5万㌧減の35万トン。全国合計は6万トン減37万3千トン。全道キロ平均単価は390円と前年度比51%高。26年度計画はさらに5万トン減の29万8千トン。オホーツクの25年度実績は26万トンと低水準。26年度計画は22万トンだが「プランクトン発生状況は良好で環境の好転に期待」と話す。


掲載日:2026.06.01

えさん漁協尻岸内地区、ミツイシの収穫始まる

収穫が始まった養殖ミツイシの荷揚げ(5月26日、大澗漁港)


 えさん漁協尻岸内地区の養殖コンブは、5月25日にミツイシの水揚げが始まった。今季は芽落ちが散見、予備コンブなどを使っても満度まで回復しきれなかった着業者も多く減産となる見通し。ミツイシの収穫終了後は順次促成マコンブの生産に移行する。今シーズンから採苗の安定化を図るため成熟誘導技術(人工的に子のう斑を形成させる技術)を本格導入。これにより順調に種苗生産、昨年秋に種付けしたものの、年明け以降に芽落ちを確認。「昨年も芽落ちしたが、それより状況はだいぶひどかった」との声もあり、それぞれできる限り回復に努めた。


掲載日:2026.06.01

ひやま漁協春定置マス薄漁、高値基調で推移

小型傾向の本マス(5月20日、貝取澗地区)


 ひやま漁協の春定置網は主体の本マス(サクラマス)が昨年同様に低調な水揚げ。一方浜値は薄漁を反映し、高値基調で推移している。


掲載日:2026.06.01

宗谷漁協いさり1隻100キロ未満、序盤から過去最低の昨年以下

ミズダコの荷揚げ・計量作業


 宗谷漁協のいさり樽流漁が不調だ。1隻で日量100キロに満たない着業者が増えている。年間千トン割れで過去最低だった昨年の序盤と比べ、さらに半減となる低調な出足に、漁協関係者は不安を募らせる。浜値は前年同期比3割高のキロ千円と高値に振れているが、減産をカバーできない厳しい操業が続いている。漁が始まった4月のミズダコ水揚量は前年同月比43%減62.4トン。5月はシケも影響し1~12日の出漁日数が3日で計5.5トン。同期間に7日で計67.3トンだった昨年より大幅に減少している。同漁協は「漁が薄く出漁しない着業者もいるが、1隻100キロ未満の船が多く、50隻前後で日量合計3トン程度」と話す。


掲載日:2026.06.01

枝幸町の海洋食品、生原料の缶詰拡充


 枝幸町の海洋食品株式会社(三國浩司社長、電話0163・62・3731)は、前浜・枝幸で揚がる魚介類を生原料で缶詰に仕立てる「フレッシュパック」で、昨年からサバの水煮缶=写真=を商品展開している。2、3年前から定置で獲れて、サイズも良型が増えてきた“秋サバ”を活用。町のふるさと納税返礼品や通販で訴求している。フレッシュパックは水揚げから24時間以内に缶詰に仕立てている。生原料で素材の良さを生かし、うま味や風味が豊か、冷凍原料でつくる通常の缶詰より軟らかい食感などが特長。


掲載日:2026.06.01

超音波で雌雄判別、作業省力化-魚価向上後押し


 地域の発明家として水産業界に貢献する標津町の株式会社篠田興業(篠田静男社長、電話0153・82・2179)は、ニシンの「雌雄判別装置」を開発した。6月から注文の受け付けを始める。受注生産のため引き渡しは11~12月を見込む。装置は超音波(エコー)で雌雄を判別。仕組みはステンレス製の投入台にニシンを置くとベルトコンベヤー上に流れて判別カメラ(エコー)で雌雄を判別するとともに自動で仕分ける。


掲載日:2026.06.01

函館サーモン5期目の水揚げ進む

順調に成長している函館サーモン(5月26日、函館漁港)


 函館市漁協の函館サーモン養殖部会が手掛けるトラウトサーモンの5期目の水揚げが進んでいる。昨年より1カ月早い4月25日に開始し、函館漁港内のいけすから水揚げ。成長は順調で、今期から取り組む外海養殖と合わせて約150トンの生産を見込んでいる。


掲載日:2026.05.25

ひやま漁協養殖トラウト、各地区で今季水揚げ

荷揚げ後は素早くえら切り(5月21日、豊浜漁港)


 ひやま漁協が取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の海面養殖は熊石、乙部、江差の3地区で今季の水揚げを実施。養殖試験1年目の乙部はじめ各地区で生残率9割超えの順調ぶりだ。乙部支所の乙部地区サーモン養殖部会(部会員9人)は21日、4698尾、12トン弱を初水揚げした。生残率は9割超えの好実績を挙げた。荷揚げ作業はいけすからたもでトラウトをすくい上げ、電気刺激マットで鎮静化を図り、素早く全量活じめ。部会員はじめ乙部船団(15人)や青年部など地元漁業者らが協力。出荷したトラウトのうち100尾を町民向けに販売した。


掲載日:2026.05.25

根室湾中部漁協、養殖カキの出荷始まる、へい死少なく身入りも向上

種ガキが付くホタテ原盤。ロープに取り付け施設に垂下する(5月14日)


 根室湾中部漁協の養殖カキは春の出荷が始まった。今季は大きな流氷被害がなかったほか、昨年に比べてへい死も少なく水揚げ時期を迎えた。身入りも徐々に向上しており、順調な出荷が期待される。温根沼などで養殖。春は操業軒数が少なく、殻付きやむき身で出荷している。中谷孝二かき部会長は春の大型連休明けにむき身の出荷を開始。5月中旬の段階で「8、9割の身入り。だいぶ入ってきた」と実感。殻付き出荷については「カキをばらした後に再度施設に垂下して殻の状態を良くしてから出している」と工夫を話す。


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