「孝子屋」ブランドでたらこ・いくら・タコなどの加工品を商品展開する増毛町のぐるめ食品株式会社(村井良泰社長、0164・53・1213)が地元の直売所での飲食提供用に開発した「やわらか蛸めし弁当」。三越札幌店のバイヤーの目にとまり、昨年から札幌へ進出、物産展で好評を得ている。
根室市の㈱マルタカ高橋商店(高橋博代表取締役)の、サンマの魚醤を使った「味付けつぶ」が販売を伸ばしている。ことしから東京都内の道産品アンテナショップでも定番品として扱われる。
旨さに絶対の自信―釧路の(有)マルワ北匠(ほくしょう)=渡辺好郎社長、電話0154・32・1866=製造販売するサンマの一夜干し「さんまいちばんぼし」が着実に売上を伸ばしている。
道東沖で獲れる9月下旬から10月上旬の脂が乗り、身が締まる1尾180グラムの冷凍サンマを使用。電磁的方法で48時間を掛けて、じっくり解凍。ノンドリップ、うま味成分そのままのハイ・チルド状態で、内臓除去など前処理、5%塩水に漬け込み、温風乾燥に15時間掛けて仕上げる。
フライパンで4~5分焼く。しょう油不要、塩味で芳醇なうま味が口に広がる、逸品と評判。
周年で生産、年間5万尾を販売(小売価格1尾200円)。神奈川県相模原、名古屋名鉄のどさん子プラザでは1日100尾、札幌の丸井今井では同70~80尾の売れ行き。年ごとに伸長、リピーターが多く、ギフトでの利用も増えている。
渡辺社長の話 一年中切らさず、生産することを第一に、どこよりも一番美味しいサンマの一夜干しを提供したい。
※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。