宮城県漁協はホタテ共販事業の戦略見直しを急いでいる。これまでは活貝出荷がメインだったが、まひ性貝毒の発生件数が年々増加する中、貝毒を蓄積しない貝柱の販売にも力を入れざるを得ない状況。玉冷を海外に売り込んでいく考えだ。
青森県漁連は、2021年度の最終水揚量を当初計画より千トン多い7万3千トン、前年度比4%減と試算している。来年1~3月の成貝出荷は約3千トンの予定。最終金額は税込みで135億円を見込んでいる。2年ぶりに100億円の大台を突破し、前年度比5割増と大幅に回復する見通しだ。
東北の豊かな海を次代に引き継ごうと、公益財団法人宮城県水産振興協会(七ケ浜町、永島宏理事長、電話022・253・6177)がヒラメ稚魚放流事業費捻出のためのクラウドファンディング(CF)を始めた。目標金額は875万円。稚魚購入費や放流経費などに役立てる計画だ。
岩手県の2021年度アワビ漁が1日に解禁されるのを前に、県漁連は10月26、27の両日、盛岡市の県水産会館で第1期(11月分)の事前入札会を開いた。前年同期比3.2%減の133.35トンの上場(予定数量)に対し、10キロ当たりの平均単価は同0.6%高の10万6106円と前年並みを維持。コロナ禍での需要低迷に加え、資源量の減少や餌不足による歩留まりの低下といった懸念は依然として残る。
株式会社エアーズ(東京都港区、大越信幸社長、電話03・6364・1171)は20日、宮城県石巻市で、小型無人機(ドローン)と人工知能(AI)を活用した密漁監視システムのデモンストレーションを行った。ドローンに取り付けた夜間撮影ができる赤外線カメラが密漁者を感知すると、関係機関に通知がメールで届く。県漁協表浜支所の職員や組合員ら約30人が実用性を確認した。
近代化・省力化が進む漁船建造。漁業生産の低迷や漁船の老朽化などを背景に、船舶業界の信頼度は高まっている。ここでは沿岸漁業主体の小型漁船を中心とした最新鋭の新造船や、船舶業界をリードする関連企業の主力製品を紹介する。
水産加工品製造販売の株式会社北三陸ファクトリー(岩手県洋野町、下苧坪之典社長、電話0194・75・3548)は9月6日付で、食品安全規格「FSSC22000」「ISO22000」「JFS―C」の認証を同時取得した。認証工場では、「復興シーフードショーIWATE」(県など主催)で最高賞の農林水産大臣賞に輝いた「洋野うに牧場の四年うに『UNI&岩手産バタースプレッド』」などを製造。国内・国外の販路拡大が期待される。
宮城県漁協は11日、県産生食用むき身カキの今季初入札会を石巻総合支所と塩釜総合支所で開いた。昨季より3割ほど多い計13.46トンが入荷し、10キロ当たりの平均単価は4割安の2万2479円で、最高値は3万円。生産者、買受人ともに「近年で最高の出来」と語るほど品質は良かったが、数量が多かったことなどから値は低く抑えられた。
岩手県発の国産サバの洋風缶詰シリーズ「サヴァ缶」の累計販売数が1千万個を突破した。東日本大震災で被災した加工業者らを支援しようと8年前に販売を始めた缶詰は、オリーブオイルやパプリカチリソースなど珍しい味付けとカラフルな外装が「おしゃれ」と話題を呼び、今や岩手を代表する商品となった。「サヴァ」はフランス語で「元気」を意味し、「岩手から元気を!」と盛り上げに一層力を入れる。
乾燥ワカメ商品で知られる理研食品株式会社(宮城県多賀城市、渡辺博信社長)が陸上養殖事業に本格参入する。岩手県陸前高田市米崎町地内に整備を進めてきたスジアオノリの生産施設が完成し、稼働を始めた。高級品のスジアオノリは温暖化などの影響で国内の主産地で減産傾向にある。種苗生産から養殖・収穫まで一貫して手掛け、当面は乾燥品ベースで年間5トンの生産を計画。天候や海水温に左右されないメリットを生かし、市場への周年供給を目指す。