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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2023.07.17

花咲港マイワシ棒受網小型で生鮮少なく

マイワシの荷揚げ作業(7月11日、花咲港)


 6月に始まった根室・花咲港のマイワシ棒受網漁は組成が小型化している。平均60グラム台で推移。地元の買受人は「今年の組成は小さい。生鮮ではなく、加工原料に少し仕入れている程度」と話す。道水産林務部のまとめによると、6月末日現在の花咲港の水揚数量は前年同期比36%増の874トンと伸びている。


掲載日:2023.07.17

付着防止剤使用で船底のフジツボ少なく

塗料に混ぜて使うマリンシールド


 南かやべ漁協大船地区の高谷大喜理事は、昨年から株式会社サン・シャインラグレス(宮崎県、電話0984・37・1906)のフジツボ船底付着防止剤「マリンシールド」を使用。「厚く塗布した部分は付着がなく全体的にみても少なめだった」と一定の効果を実感している。マリンシールドは天然素材(天石)を使ったパウダー状の混和剤。イオン効果によりフジツボやイガイの着床を防止、船舶の推進力やスピードが保たれ、燃料費や除去にかかる作業費などの削減につながる。天然素材のため安全性が高く海洋環境にも配慮されている。


掲載日:2023.07.10

忙しい日常へ魚食習慣化

JRA馬事公苑前けやき広場で営業しているキッチンカー


 健康的な食生活への関心は高いが、価格の高さや調理の面倒さで自炊の選択肢から外れがちな魚料理。そんな時流を踏まえ、加工食品・調味料メーカーのキッコーマンは、食事がおろそかになりやすい働く若い世代に向けた飲食事業「FISH A WEEK 週一魚」を展開している。イートイン、移動販売、テークアウト、デリバリーと4方向から「週に1度は魚を」のコンセプトで、消費者に新感覚の味わいを提供。商機を捉えながら魚食拡大につなげている。


掲載日:2023.07.10

函館イカ釣り市場取扱4割減

極端な不漁が続くスルメイカ(7月5日、函館漁港)


 函館のスルメイカ釣漁は今年も不漁の出足となった。函館市場の6月単月の取扱数量(鮮)は、低調だった前年同月の6割に低迷、記録が残る2005年以降で2番目に少なかった。着業者は「どの漁場もイカがいない」「油代も獲れない」と嘆き、海況が良くても出漁を見合わせる船もある。


掲載日:2023.07.10

いぶり噴火湾カレイ刺網漁薄く魚価安に苦戦


 いぶり噴火湾漁協のカレイ刺網着業者は、数量が伸びず浜安の状況に頭を抱えている。オオズワイガニの大量発生で沖側の投網を避け、オカでマガレイ中心に水揚げしていたが「毎回100キロにも満たずキロ100円程度まで下がった。油代にもならない」と困惑する。


掲載日:2023.07.10

アイナメの角かごを有効利用し浦河港内でウニ採り漁

港内に設置している角かご


 日高中央漁協浦河地区でコンブ漁に着業する佐藤利明さんら2人が、浦河港内でウニ採漁を実施している。特別採捕許可での操業で、アイナメ漁の角かごを利活用し港内に約10カ所設置。主にかごに入ったエゾバフンウニを水揚げし、出荷先である漁協営業部が塩水パックに仕立てている。


掲載日:2023.07.10

新漁に向け消化促進必須-秋サケ消流状況-


 近年低水準の供給量、高単価が続き、売り場が縮小していた情勢下、北海道が高値水準で前年比65%増の約7万9千トンに大幅増産となった昨年産の秋サケ。消流動向は、いくら製品、親製品の通年商材とも荷動きが低調に推移し、相場が下方修正されるなど一変している。加えて物流・加工能力の低下で日量2千トン以上の水揚げが続くと処理が追い付かず、浜値形成に影響を及ぼす状況。今期を含め水揚げの回復傾向を受け、国内外の売り場と原魚処理体制の再構築が必須課題に挙がっている。


掲載日:2023.07.10

「魚のよろずや」口コミで客層・商圏広がる

鮮魚店「魚勝」


 札幌市中央区桑園エリアに店舗を構える鮮魚店「魚勝」(勝山徹一店主、電話011・688・8827)は、鮮魚貝、冷凍品、塩干品、缶詰、珍味、調味料、菓子など水産関連のあらゆる商品を品ぞろえ。「いいものを安く」の商売哲学に徹し、口コミで来店客の商圏が広がっている。勝山店主は水産業界歴五十数年のキャリア。特に恵庭市の大型鮮魚専門店勤務時代に培った店づくりと接客術で顧客満足を追求している。自社製の漬け魚、刺身の単品・盛り合わせに加え、経験者を有するすし商品も充実。ロス削減で提供を始めた魚弁当も人気となり、会社員などが昼食時に詰めかける。


掲載日:2023.07.10

15%増の1万2500トン-道漁連のコンブ生産予想-


 道漁連は6日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を1万2600トンと発表した。過去最低だった昨年度実績(1万970トン)を15%上回るものの、過去10年平均(1万4236トン)比では11%減で、今季も低水準の生産となる見込み。


掲載日:2023.07.10

オ海ホタテ6月末11%増10万8370トン


 オホーツク海沿岸の6月末水揚量は、春先の漁場造成を含め前年同期比11%増10万8370トンと好ペースだ。計画達成率は35%。宗谷、猿払村、枝幸、紋別、湧別、常呂の6単協が1万トンを超え12単協中10単協が前年を上回っている。日産は宗谷、猿払村、常呂が400トン台、枝幸、紋別、湧別が300トン台。6月の歩留まりは12~13%前後、組成は3S中心でどちらも昨年より向上。浜値はキロ200円以上を付けている。


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