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新聞記事

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掲載日:2024.10.07

釧路管内成コンブ9月末累計24日減85日。東部、散布が切り上げ


 釧路管内5単協の成コンブ漁は、9月単月の採取日数が昨年同月比5日増の42日。ただ7月(27日減33日)、8月(2日減10日)がシケや天候不順で伸び悩み、7~9月の累計は昨年同期比24日減の85日となった。資源状況を考慮し釧路市東部、散布の両漁協が9月で終漁した。


掲載日:2024.09.30

キンキン船上活じめ


 日高中央漁協浦河地区で刺網を営む第十八高漁丸(髙田悟船主)と第三十一高徳丸(髙城顕一船主)の2隻は、付加価値対策としてキンキン(キンキ、キチジ)の船上活じめに注力している。生きている魚の中から良型を選び素早く血抜き処理。帰港までは発泡下氷詰めで鮮度保持を図り同漁協市場に搬入。魚体の色や傷の有無、うろこの状態を確認するなど見た目も重視し、厳選した魚のみ出荷する。うま味や脂乗りなど身質のバランスがよく、東京のすし店などから高評価を得ている。


掲載日:2024.09.30

北海道、全国有数の水揚量定着-ブリ特集-


 天然ブリの全国有数産地となった北海道。2023年は1万トンを超え、農水省集計の海面漁業生産量(養殖業を除く)で長崎県を抑えて全国トップに返り咲いた。今年も春定置時期から乗網し、秋定置の水揚げが注目される。地場消費は依然途上だが、加工品開発も進展。多獲地域では船上活じめなどのブランド品を先導役に需要拡大、魚価底上げの取り組みを続けている。


掲載日:2024.09.30

海藻養殖、CO2除去証明へ、厳格審査のプロジェクト採択


 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)に、長崎大学海洋未来イノベーション機構の西原直希教授が応募した研究課題「海藻養殖漁場におけるブルーカーボンの高精度定量化と固定能評価」が採択された。琉球大学の小西照子教授や理研食品株式会社と共同で研究を行う。海藻養殖が有効な二酸化炭素(CO2)除去戦略であることを証明していく。


掲載日:2024.09.30

クロマグロ漁獲枠拡大を-沿岸漁民代表らが訴え


 JCFU全国沿岸漁民連絡協議会に所属する北海道から沖縄県の沿岸漁民の代表者らが26日、農林水産省正門前で集会を開き、クロマグロの沿岸漁獲枠の拡大を求めた。その後の森健水産庁長官との面会では、漁業者の訴えの詰まった署名と要望書を提出。経営に苦しむ沿岸漁民の実態を知った上で、それに配慮した配分枠の決定を訴えた。


掲載日:2024.09.30

カネシメHDグループ、100周年記念で森林造成1500本植樹


 札幌市中央卸売市場の水産荷受・カネシメ髙橋水産株式会社を中核とするカネシメホールディングスグループは今年創業100周年を迎えた記念事業で、江別市の道立自然公園野幌森林公園内の国有林に約1ヘクタールの「カネシメ 海につながる森」を造成、22日に植樹会を行った。取り扱う水産資源を育む豊かな海づくりにつながることを願って、年内にカラマツ1500本を植樹。札幌市森林組合の協力を得て下草刈りや枝払いなどの管理を続けて豊かな森林に育てていく。


掲載日:2024.09.30

10月中に提携締結-札幌・マルスイHDと旭川・キョクイチHD-


 札幌市中央卸売市場の水産荷受マルスイ札幌中央水産株式会社などを傘下に持つマルスイホールディングス株式会社(HD、武藤修社長)と、旭川市の総合荷受・株式会社キョクイチなどを傘下に持つ株式会社キョクイチホールディングス(HD、角谷靖社長)は25日、10月中に業務提携を結ぶことを発表した。水産資源の減少、市場経由率の低下、人口減による国内マーケットの縮小など取り巻く環境が厳しくなる中、共同仕入れ、共同輸送など多分野で協業・協力体制の構築を図り、互いの収益力強化につなげていく。


掲載日:2024.09.30

いぶり噴火湾漁協定置は低調ながら一時上昇


 1カ統で数尾と低調に始まったいぶり噴火湾漁協の秋サケ定置は、海水温が低下した9月後半に一時上向いた。24日は虻田161尾、伊達100尾、有珠90尾など。低水準ながらも一時的にまとまったことで、着業者は最盛期となる10月の後期群に期待を寄せている。伊達支所8カ統、有珠支所、虻田本所が各1カ統、豊浦支所6カ統、礼文支所4カ統。計20カ統のうち23日現在、17カ統の操業で数量が前年同期比24%増1.8トン、金額61%増1303万円(税抜き)、キロ平均単価30%高730円。


掲載日:2024.09.30

大樹漁協活じめ筋子高評価


 定置業者と自営加工場が連携し、船上活じめで秋サケの拡販に取り組む大樹漁協。来遊資源の低迷が続く中、1尾1尾の価値を創造。沖の水揚げから陸の加工処理まで短時間の強みを生かし、新巻きなどの親製品に加え、生筋子や白子でも鮮やかな見栄えと日持ちの良さなどが評価を獲得。東京・豊洲市場からの引き合いも強まっている。


掲載日:2024.09.30

トラウト成長順調-釧路市の海面養殖試験水揚げ終了-


 釧路市内4漁協や釧路市などで組織する釧路市養殖事業調査研究協議会(市原義久会長)とニチモウ株式会社が釧路港で取り組むトラウトサーモン海面養殖試験の水揚げが26日に終了した。今年は順調に成長し生残率は向上。餌を工夫するなどして魚体のばらつきも抑え、昨年実績を上回る生産量となった。


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