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新聞記事

一般向け一覧

掲載日:2023.01.01

淡水でギンザケ育成

いくらの新商品。町内のたかのり海産が製造


 岩手県大槌町で2021年に出荷が始まった淡水ギンザケ「桃畑学園サーモン」が注目を集めている。あっさりした味に加え、かわいらしさを意識したネーミングとロゴマークが消費者の心をつかむ。町内ではニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社(鳥取県境港市)がギンザケとトラウトサーモン(ニジマス)の海面養殖事業を拡大中。秋サケの記録的な不漁が続く中、川と海で養殖サーモンのブランド化を目指す取り組みが活発化している。


掲載日:2023.01.01

ホヤ珍味でおにぎり、加工品用途多彩

口に入れた瞬間にホヤの風味が広がり、かむほどにうま味が出ると人気


 水月堂物産株式会社(宮城県石巻市、阿部芳寛社長、電話0225・97・5225)が製造販売するホヤの乾燥珍味「ほや酔明(すいめい)」を使ったおにぎりが好評だ。約40年間にわたって東北新幹線の車内販売や土産物として人気を集めてきたほや酔明も、新型コロナウイルス禍で一時売上高は6割減った。新たな市場を開拓して業績回復を狙うとともに、工夫次第で年中味わえる県産ホヤの総菜需要の取り込みにつなげる。


掲載日:2022.12.12

北海道秋サケ好値環境に大幅回復


 約8万トン、3千万尾に水揚げが急回復した北海道の秋サケ。越年在庫が低位、輸入物の高値基調などを背景に全道のキロ平均単価(11月20日現在)が前年比1割安の704円と魚価も堅調で、水揚金額は600億円に伸長した。ただ、各海域とも昨年を上回ったものの、太平洋側は依然低水準。背面処理能力の低下もあらためて浮き彫りとなった。一方、消流は親、卵とも供給急増下で高止まり。年末需要期の消費促進、来季に向けて売り場の拡大、在庫の適正化が焦点となる。     


掲載日:2022.12.12

「煌」400万円デビュー


 石川県漁協が今季新設した県産寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の認定が1日始まった。初日は岸端定置網組合(七尾市)が漁獲した1尾が認定され、かなざわ総合市場(金沢市)の初競りで400万円の値が付いた。煌は、2006年に商標登録された寒ブリのブランド「天然能登寒ぶり」の最高位に位置付けられる。認定の基準は▽県内の定置網で獲れた寒ブリ▽重量14キロ以上▽12月~翌年1月の期間限定▽傷がなく胴回りが十分あること―など。   


掲載日:2022.12.12

数の子機能性訴求と日常食化へ


 子孫繁栄の縁起物など日本の食文化「数の子」。正月以外の消費機会創出、次世代への継承などの課題を抱える中、ブランドメーカー・留萌市の井原水産株式会社(勝田恵介社長、電話0164・43・0001)は、機能性で「健康数の子」、日常食化で「カズチー」を購買を促す“宣伝役”に訴求。食習慣の再興に挑んでいる。   


掲載日:2022.12.12

乙部支所塩たらこ地元販売へ


 ひやま漁協乙部支所ナマコ協議会の加工部門は来年2月にも、延縄で漁獲される前浜産スケソの卵を使った塩たらこ製品を、乙部町内の売店で地元住民向けに売り出す。また、新たな加工場も近く完成し、早ければ1月中にも稼働する見通し。  


掲載日:2022.12.05

タラバ在庫消化優先の動き-カニ特集-

米国禁輸で高値継続観測が一変したタラバ


 カニの主力商材・タラバとズワイをめぐる消流は、ロシア産の輸入環境の変化や品薄高値の市況下で仕入れた昨シーズン産の在庫消化を優先する動きなどが複雑に絡み合い不透明感が増している。ここ2年ほど国内需要の伸長でズワイ、タラバの国際市況をけん引した米国は、ロシアのウクライナ侵攻を契機にロシア産を禁輸。船凍ボイル品の一大仕向け先の喪失で、今シーズン産の先安観が広がり、昨年仕入れた在庫の「投げ売り」も散見されている。水産商社や加工業者は「早期に在庫を消化し、マーケットを安定化させたい」などと吐露する。


掲載日:2022.12.05

「株式会社ニッスイ」に-食の新たな可能性を追求-


 日本水産株式会社は1日、「株式会社ニッスイ(英文:Nissui Corporation)」に社名変更(商号変更)した。新たなミッションのもと世界中のニッスイグループ企業とともに「食」の新たな可能性を追求するにあたり、水産という特定の事業を表現した商号から、長年消費者に育んでもらった呼称である“ニッスイ”を新商号とした。


掲載日:2022.12.05

オオズワイ、ブランド展開-森町砂原のハマグチ-

北森ブランドのオオズワイガニ


 鮮魚介類・水産加工品販売を手掛ける森町砂原の魚匠株式会社ハマグチ(濱口聡社長、電話01374・8・4522)は、前浜で水揚げされる良質なオオズワイガニを「北森」(ほくしん)と名付け、今年9月からブランド展開している。東京・豊洲市場では「身入りも味も良く日本海のズワイガニに引けを取らない」と評価が高い。


掲載日:2022.11.28

雄島管内スケソ低調25%減1643トン

スケソの網外し作業(11月21日、臼尻漁港)


 渡島噴火湾のスケソ刺網は群れが薄く、水揚げが伸び悩んでいる。着業船の漁獲格差が目立ち、日量変動も激しい漁模様。操業は水深400メートル前後と深み。浜では今後の水温低下による陸寄りでの群れ形成に期待をかけている。一方浜値は、減産推移に加え、海外すり身原料の品薄感などから、卵が未成熟なガム子が多い状況下で高値を形成。卵熟度が増す12月は100円台の半ばから後半が常態化するとの見方が出ている。


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