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新聞記事

2024年3月の記事一覧

掲載日:2024.03.11

日高西部毛ガニ薄漁、操業に苦心


 1月下旬に始まった日高西部海域(門別~冬島)の毛ガニ漁は低調な水揚げで折り返した。資源量の低下で許容漁獲量の当初配分自体が過去最低。薄漁を映し、浜値は近年にない高値に付いているが、餌代や燃油代などのコストが重く、着業者は今季も出漁日数を抑えて漁獲効率を高めるなど操業に苦心している。


掲載日:2024.03.11

利尻・中辻さんら大臣賞-全国青年・女性漁業者交流大会-


 全漁連は6~7日、「第29回全国青年・女性漁業者交流大会」を東京都のホテルグランドアーク半蔵門で開催した。5部門に29組の各都道府県代表者らが資源管理や流通拡大、地域活性化など浜で取り組んでいる活動内容や成果を報告した。最終審査を経た表彰では、最高賞にあたる農林水産大臣賞に利尻漁協の中辻清貴さんら5組が選ばれた。


掲載日:2024.03.11

FOODEX JAPAN 2024 来場者多数


 アジア最大級の国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2024」(日本能率協会主催)が5~8日、東京ビッグサイトで開催された。世界68カ国・地域から2800社を超える企業らが出展して最新の食品・飲料を紹介。日本国内だけでなくアジアをはじめとした世界各国からバイヤーが来場し、さまざまな言語が飛び交うなか活発な商談を繰り広げていた。


掲載日:2024.03.11

株式会社鮮魚問屋、小樽に鮮魚料理店


 伊達市の株式会社山村水産加工(山村貴美恵社長)グループ・株式会社鱗魚問屋(山村圭吾社長)は、小樽市堺町に海鮮料理店「問屋食堂」(電話0134・65・7757)=写真=を開設し、飲食店経営の新規事業に乗り出している。食材となる魚介類の調達力を生かし、伊達・胆振産をはじめ北海道産のウニ、いくら、ホタテ、ホッキなどを丼物、刺身、焼き物で提供。国内・海外からの団体、一般旅行者、修学旅行生らに北海道産魚介類の味わいを発信していく。


掲載日:2024.03.11

ホタテ、イカ不振 養殖サーモンは伸長-青森県の2023年漁獲量-


 青森県が公表した2023年の県海面漁業調査によると、年間漁獲量は前年比11.3%減の11万7029トンにとどまり、統計を取り始めた1958年以降で最低だった。過去最低の更新は4年連続。養殖サーモン(ニジマス)やタラが好調だった一方、主力のホタテやスルメイカ、サバが振るわなかった。漁獲金額は同4.0%減の378億1459万円だった。


掲載日:2024.03.11

岩手イサダ73トン初水揚げ

大船渡市魚市場に初水揚げされたイサダ


 三陸沿岸で4日、イサダ(ツノナシオキアミ)漁が始まった。初日は岩手県で計73.7トンを水揚げ。1キロ当たり90~82円(平均87円)で取引された。沿岸域への親潮系冷水の波及が弱く、漁業者からは「群れが薄く、数も少ない。あまり期待できなそうだ」との声も。今季はシケの影響で休漁となる日も多い。厳しい漁模様が予想される。


掲載日:2024.03.11

松前さくら漁協ヤリイカ豊漁


 松前さくら漁協のヤリイカ電光敷網漁が好漁に恵まれている。型も大きいため箱数(1箱3キロ)が伸び、一晩で千箱以上水揚げする船もある。漁模様について着業者は「過去最高」「大量のイカで網が起こせないほど」と話している。


掲載日:2024.03.04

日本海ニシン好漁

ニシンの網外し作業(2月26日、厚田地区)


 1月下旬に始まった北海道日本海沿岸のニシン刺網漁は増産ペースで3月に入った。主産地の石狩湾漁協では特に石狩地区がハシリから好漁で、既に昨年の最終漁獲量を超え、千トン超えも視野に入る。一方、数の子の原卵需要のメスは海外産が円安傾向と現地の生産コスト上昇などで日本のマーケットに照らして価格面が厳しく、搬入・調達に懸念を抱える加工筋の道産手当てが進んで堅調な価格形成を見せている。


掲載日:2024.03.04

噴火湾いよいよ最盛期-産地メーカー3氏の見解-


 噴火湾の加工貝(2年貝)が2023年度シーズン(10~5月)の最盛期に突入する。今季の計画量は7単協(いぶり噴火湾・長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)合わせ、昨季実績を若干上回る5万7千トン前後。中国向けに冷凍両貝を輸出できない中、大半がボイル加工に仕向けられる。今季の原貝処理計画やボイル製品の流通見通しについて産地加工メーカー3氏に話を聞いた。


掲載日:2024.03.04

多種多様に商品展開-大阪・中央市場内の元木-

大阪市中央卸売市場内関連商品売場に小売店舗を構える元木


 大阪市中央卸売市場内関連商品売場に小売店舗を構える元木株式会社(元木弘英社長)は、生産低迷が続く道産昆布の現状を踏まえ、多様な商品展開と個客ニーズに即した提案で訴求に努めている。
 元木社長は「昆布生産が減少の一途をたどり、欲しい銘柄、等級を必要な分確保するのが難しくなった」と現状を吐露。ただ「昆布屋は昆布がないと商売にならない。今あるものを工夫して売っていくスタイルで商いしている」と考えを示す。その一つが業務用商品の充実。うどんやすしなど料理に携わる「食のプロ」も多い客層を踏まえ日高や羅臼、真昆布といった各銘柄の切葉、根昆布などを1キロの袋詰めで販売する。


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