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新聞記事

2023年9月の記事一覧

掲載日:2023.09.18

バーベキューで海業推進の一案

豊洲市場の近くで展開するTHE BBQ BEACH in TOYOSUの店内


 バーベキュー場運営を手掛ける株式会社デジサーフ(高橋佳伸社長)は4月から水産庁が漁港・漁村の振興化策に提唱する海業(うみぎょう)の推進に向け、全国の漁協と連携した事業展開に乗り出している。これまでのノウハウを基に観光客を呼び込んで浜の活性化に寄与。漁協のコストを抑えて効率的に成果を導き出す。高橋社長は「集客に有利な条件は景色がきれいで新鮮な食材が買える場所」と、浜の魅力の最大化に自信を見せる。


掲載日:2023.09.18

青森県、ホタテ販路確保に支援パッケージ


 中国の日本産水産物禁輸措置を受け、青森県は13日、ホタテの販路確保を柱とする流通緊急支援パッケージを公表した。県内外でつながりの強い小売業59社に対し取扱量の拡大を要請するほか、輸出先の転換・販路開拓を強化し国内外対策を進める。また9月中にも水産団体や国の研究機関などで構成する「戦略チーム」を立ち上げ、ホタテ生産体制の強化策などを検討していく。


掲載日:2023.09.18

本年度道産コンブ生産見込み1万2508トン


 道漁連は、本年度の道内コンブ生産見込みを1万2508トンとした。8月末時点の集計で、6月末に示した当初見込みから92トン下方修正した。過去最低だった昨年度実績(1万970トン)に比べると14%上回る。地区別では、当初見込みに比べて函館地区が233トン減3813トン(うち養殖178トン減3553トン)、日高地区は変わらず2400トン、釧路地区は198トン増3228トン、羅臼を含む根室地区は175トン増2350トン(同15トン増90トン)、北見地区は6トン増141トン、稚内地区は240トン減568トン(同128トン減109トン)。


掲載日:2023.09.18

大樹秋サケ船上活じめ拡販注力

木箱の生鮮出荷。専用タグを装着


 大樹漁協の秋サケ自営加工は、大樹さけ定置共同経営体が手掛ける船上活じめ製品の拡販に取り組んでいる。生鮮出荷に加え、昨年から塩蔵品(新巻き・山漬け)を差別化して売り込み。また、生筋子も血合いがなく、きれいで鮮やかな見栄えなどが評価を得て、量販店からの引き合いが強まっている。


掲載日:2023.09.18

「魚屋大ちゃん」、新鮮魚を買い物困難者のそばに


 丸大佐藤水産(佐藤大紀社長)は、「魚屋大ちゃん」と冠した移動販売の鮮魚店で魚食需要に応えている。4月から札幌市郊外の拓北・あいの里地区に週5回、箱型の軽トラックで出向いて提供する。その日に札幌市中央卸売市場で仕入れた魚介類の鮮度や接客サービスの評判が口コミで広がって顧客を獲得。飲食店卸で経営基盤を固めながら、商品の充実など”行商スタイル”の進化を目指していく。


掲載日:2023.09.18

庶野地区秋サケ、高水温下で出足鈍く


 えりも漁協庶野地区の秋サケ定置が9月上旬に始まったが、序盤は海水温が高く総体的に低調に推移。ただ中旬に入って若干乗網数が上向いてきた漁場もあり、着業者は今後の来遊増に期待を寄せている。


掲載日:2023.09.18

イワシ飼料向け堅調

高値傾向にあるイワシの荷揚げ(9月12日、森港)


 森漁協の大定置は、8月まで順調だった主力のイワシやサバが9月に入り低調な水揚げ。高水温の影響を懸念する着業者は、9月末以降の挽回に期待を寄せている。浜値はイワシが高値傾向。着業者はミール需要の高まりを指摘する。


掲載日:2023.09.18

北海道マツダイ、定置混獲で入荷増-東京都・豊洲市場-

販路開拓が課題の北海道産マツダイ


 東京都の豊洲市場で十勝や釧路からマツダイの入荷が増えている。秋サケ定置の混獲で、例年より水揚げが増加しているのが背景。ただ、従来安定した入荷状況ではなく、なじみが薄いため、需要先の確保など供給増への対応に苦慮している。卸値は9月11日時点で広尾産がキロ千円、高値はキロ2千円ほど。仲卸業者は「いつもは青森県、岩手県、宮城県の東北太平洋側が主。北海道産を豊洲で見かけるようになったのはここ2~3年で顧客からの詳しい評判はわからない」と話す。


掲載日:2023.09.18

メバチマグロブランド「三陸塩竈ひがしもの」販売開始

塩竈市魚市場に水揚げされた生メバチマグロ


 宮城県塩竈市の市魚市場で14日、メバチマグロの地域ブランド「三陸塩竈ひがしもの」の初競りが行われた。地元の目利きの買受人が脂乗りなどに優れる生メバチを厳選。12月末まで旬の味として仙台や東京・豊洲の市場などに出荷するほか、今季から九州での認知度向上を目的に福岡へ空輸する事業も始める。


掲載日:2023.09.18

農水省と経産省、ジェトロに対策本部


 農林水産省と経済産業省は7日、日本貿易振興機構(JETRO)に「水産品等食品輸出支援にかかる緊急対策本部」を設置した。政府の要請に基づく。海外における代替市場の販路開拓、水産物をはじめとした日本産食品のさらなるイメージアップへの取り組みを重点的に展開する。


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