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新聞記事

2022年11月の記事一覧

掲載日:2022.11.07

センチュリーロイヤルホテル、未利用資源に光当て


 札幌のセンチュリーロイヤルホテルは、松前町の未利用海藻である天然アオノリをふんだんに使った特別メニューの提供を1日から日本料理「北乃路」で開始した。青のりの上品な磯の香りや味わいが炊き込みご飯や茶わん蒸しを引き立てて、未利用資源に潜む可能性に光を当てた。


掲載日:2022.11.07

北海道産ニシン10月半ばから釧路産引き合い順調-東京・豊洲市場-

今季の冬商材の一角を担うことになった釧路産のニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は、釧路産中心の荷動き。通常入荷する網走産が切れ、代替で10月中旬から初入荷した。荷受は「網走産に負けず脂が乗っている」と手応え。また、「近年は「同じ光り物のコハダ(コノシロ)が安くなればニシンが売れなくなるという相関図が崩れつつあり、現状の引き合いは悪くない」と話す。全て相対取引で卸値はキロ800~400円。荷受は「卸値の開きは水揚げ日の相場や注文量に応じて価格を調整しているため」と説明する。


掲載日:2022.11.07

漁港建設業健全発展へ-全漁建と水産庁が意見交換会


 全日本漁港建設協会はこのほど水産庁との意見交換会を実施し、安定的な予算の確保や業界が直面する課題に対応した政策の実現などを要望した。漁港漁場整備部長らに対して会員ら現場の声を伝え、設計・積算と実態との乖離(かいり)問題や働き方改革などの課題を共有。漁港建設業の健全な発展に向けて意見を交わした。


掲載日:2022.11.07

自動検出、魚の残骨特化の新型エックス線検査機


 電子計測器・食品検査機メーカー大手のアンリツ株式会社(神奈川県厚木市)は魚の残骨検出に特化したエックス線検査機を開発した。2種類の透過画像を同時に得られるデュアルエナジーセンサを採用することで、微細であったり密度の低い異物でも検出を可能にした。これまで難しいとされた魚骨に対しても適用でき、太さ1ミリ以下の残骨も検出できる。「骨取り魚」といった骨取りを意識した製品向けの検査に提案する。


掲載日:2022.11.07

塩竈ご当地フィッシュバーガー誕生

商品化された「塩竈フィッシュバーガー」4種


 宮城県塩竈市で、市場に流通しにくい未利用魚を活用した「塩竈フィッシュバーガー」が誕生した。水産加工のマルサン松並商店株式会社(同市、松並理恵社長)などが展開する「海の宝物プロジェクト」の一環。漁獲資源の有効活用や漁業者所得の向上を図ろうと、傷物のマダラを使って地元の高校生と共同開発した。ご当地バーガーとして売り出し、観光振興や交流人口の増加にもつなげる。


掲載日:2022.11.07

宮城乾のり需要増え単価高期待


 全国のノリ産地に先駆け、宮城県漁協は22日、県産乾のり「みちのく寒流のり」の2022年度共販を始める。過去2シーズン、コロナ禍や天候不順などの影響で販売実績は振るわなかった。今季の出荷計画は前年度実績比3割増の3億5千万枚。コンビニのおにぎり用として宮城産の引き合いが強まる中、高品質な製品で単価高も狙う。


掲載日:2022.11.07

苫小牧イカ釣良型主体も徐々に下火

スルメイカの荷揚げ(10月28日、苫小牧港)


 苫小牧港を拠点とするイカ釣り漁は10月27日に日量2034箱とまとまった。ただその後は28日が1202箱、31日が182箱と切れた。サイズは20尾入れが多く、良型が主体を占めている。
 漁業情報サービスセンターの集計(速報)によると、10月末現在の苫小牧市場の累計水揚量は前年同期比33%減の244トンと振るわない。キロ平均単価は26%高の731円と伸長した。


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