株式会社カネカシーフーズ(宮城県気仙沼市)は主力のめかぶが好調に推移。モズクでも今年から東北で新形態をスタートさせようと元気なところを見せている。昨年の回顧と今後の展望を昆野直社長に聞いた。
えりも町の有限会社入山佐水産(佐藤勝社長、電話01466・2・2223)は、日高のブランドサケ「銀聖」を使った「炊き込みごはんの素」を商品化した。だしと具材にふんだんに使用。洋食料理の「ピラフ風」で若年層や女性などの需要にも照準を合わせ、「銀聖」の消費の裾野拡大を目指している。
トーサムポロ沼で行う歯舞漁協のアサリ手掘り漁が終漁した。序盤は沼の結氷に操業が阻まれたものの、中盤から水揚げペースが加速、着業者全11人が漁獲ノルマを達成した。一方、浜値は徐々に下げる展開だった。
北海道水産物検査協会がまとめた平成28年度道産コンブ格付実績は、前年度比13%減の1万4559トンと過去最低の数量となった。低気圧や台風の影響で大半の主産地が前年割れとなった。
枝幸漁協のタラバガニが好漁だ。日量が多いのに加えて、シケも少なく順調に出漁。3月下旬時点で累計数量が前年同期の6倍以上を水揚げしている。浜値も小がキロ3600~3500円と大よりも500~300円ほど高値。加工筋は「毛ガニと同じく1尾単価が安く販売でき、引き合いが強い」と話す。
岩手県産ワカメのボイル塩蔵が高騰した。3月27、28日の入札で、抜1は高値1万9002円、中心値1万8000~1万5000円、元葉は1万円超え主体、中芯は4000円台と軒並み上げた。売れ行き減退の心配が生産者からも強まっている。昨季と同様の展開だが、昨季に確保不足となった買受人が多い上、葉の肉入り向上も見込まれることから、過熱が危惧される。
陸奥湾半成貝の初回入札は、平均単価173円の高値でスタートした。水揚げは昨年より少なく噴火湾業者の引き合いも強い中で、減ることが確実視されているベビー製品の生産量や価格帯に注目が集まっている。