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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2024.10.14

ひだか産活じめブリ、人気商材で高値相場-東京・豊洲市場-


 東京・豊洲市場でひだか漁協の活じめブリの入荷が10月頭に始まった。飲食店の顧客を多く持つ仲卸業者は「相場は高いがその分人気も高い」と仕入れに注力。ラウンド、半身、4分割に分けて身質の高さをアピールしている。


掲載日:2024.10.14

活じめブリ認知一層へ-札幌で漁業者自ら店頭販促


 羅臼漁協は5、6日の両日、船上活じめで付加価値向上に取り組むブリの販促活動を、生活協同組合コープさっぽろの札幌市内2店舗で実施した。定置業者自らが店頭に立って血抜きなどを施した高鮮度、脂の乗りの良さなどを消費者にアピールした。


掲載日:2024.10.07

産地との連携強化、即時に情報把握、差別化打つ

ポスターがひときわ目を引くサンマと秋サケの売り場(9月下旬、青梅インター店)


 関東甲信越でショッピングセンターチェーンを展開する株式会社ベイシア(群馬県前橋市)は、多魚種で産地との連携を強化している。サンマや秋サケでは道漁連や産地加工業者との直接取り引きを本格化し、品ぞろえを充実。販促ツールも活用し、競合店との差別化につなげている。スーパー「ベイシア」各店舗では秋の味覚が出そろう9~10月、消費者の購買意欲をかき立てる売り場づくりを繰り広げている。


掲載日:2024.10.07

プラ削減・環境対応・循環-包装資材特集-


 包装業界や容器・包装を使用する食品など各種業界は持続的な社会の実現に取り組んでいる。包装の役割である「中身を守る」という機能向上への技術開発とともに、プラスチック使用量の削減、容器・包装のリサイクル、CO2削減などを推進している。容器・包装のリサイクル推進に向け、単一の素材で製品を作るモノマテリアル化の推進、着色剤レス、脱墨技術の開発が行われるなど、素材循環に向けた取り組みが進みつつある。その上で、フードロス対策、賞味期限延長ニーズなど機能性も維持させる必要があり、以前にも増してバリア性を有する包装ニーズが拡大している。


掲載日:2024.10.07

CMでブランディング-嗜好把握・プレゼン活用

テレビCMで売り込む北海道産ニシンの珍味


 帯広市の珍味製造販売・株式会社江戸屋は、水産品をはじめ地元特産の農産品など多品目を扱う珍味事業と産直ギフト事業を柱に業容を拡大し、来年創業70周年。販売戦略ではテレビCMによるブランディング、自社製珍味をつまみに提供する飲食店経営など挑戦を続けている。水産食品メーカーはイカやサケなど原料全般の水揚げ不振・価格上昇、人手不足への対応が共通課題。塩野谷壯志社長に経営方針、今後の展望を聞いた。


掲載日:2024.10.07

売れ筋ホッケとば待望の再入荷、リピーターに販促

珍しさと味のよさで根強い人気のホッケのとば


 東京都・豊洲市場でホッケのとばが再入荷した。取り扱う干物・珍味の卸業者・髙須商店の髙須孝輔社長は「築地市場時代からリピート注文の多い商材。メーカーが減ってしばらく入荷していなかったが、9月28日に菅原商店(神恵内村)の『波ほっけ』を入荷した」と供給再開を喜ぶ。定番のサケとばは近年、秋サケの不漁、価格高騰が影響し、利益低下に苦慮。一方、ホッケとばは「珍しさに引かれて購入し、秋サケとは違うおいしさからリピート注文を得ている」と説明。「特にあぶった皮がうまい。適度に加熱すると、パリパリの食感が素晴らしい」と話す。


掲載日:2024.09.30

北海道、全国有数の水揚量定着-ブリ特集-


 天然ブリの全国有数産地となった北海道。2023年は1万トンを超え、農水省集計の海面漁業生産量(養殖業を除く)で長崎県を抑えて全国トップに返り咲いた。今年も春定置時期から乗網し、秋定置の水揚げが注目される。地場消費は依然途上だが、加工品開発も進展。多獲地域では船上活じめなどのブランド品を先導役に需要拡大、魚価底上げの取り組みを続けている。


掲載日:2024.09.30

カネシメHDグループ、100周年記念で森林造成1500本植樹


 札幌市中央卸売市場の水産荷受・カネシメ髙橋水産株式会社を中核とするカネシメホールディングスグループは今年創業100周年を迎えた記念事業で、江別市の道立自然公園野幌森林公園内の国有林に約1ヘクタールの「カネシメ 海につながる森」を造成、22日に植樹会を行った。取り扱う水産資源を育む豊かな海づくりにつながることを願って、年内にカラマツ1500本を植樹。札幌市森林組合の協力を得て下草刈りや枝払いなどの管理を続けて豊かな森林に育てていく。


掲載日:2024.09.30

10月中に提携締結-札幌・マルスイHDと旭川・キョクイチHD-


 札幌市中央卸売市場の水産荷受マルスイ札幌中央水産株式会社などを傘下に持つマルスイホールディングス株式会社(HD、武藤修社長)と、旭川市の総合荷受・株式会社キョクイチなどを傘下に持つ株式会社キョクイチホールディングス(HD、角谷靖社長)は25日、10月中に業務提携を結ぶことを発表した。水産資源の減少、市場経由率の低下、人口減による国内マーケットの縮小など取り巻く環境が厳しくなる中、共同仕入れ、共同輸送など多分野で協業・協力体制の構築を図り、互いの収益力強化につなげていく。


掲載日:2024.09.23

利尻産活ヒラメ相場、供給とも順調-東京都・豊洲市場-

飲食店の秋メニュー採用で販売増加が見込まれる利尻島産活ヒラメ


 東京都・豊洲市場の利尻島産活ヒラメの消流は荷動きが活発化する需要期に入る。肉厚になり、歩留まりは向上。相場は落ち着いており、脂乗りに期待が高まっている。8月末ごろから入荷を開始。中心サイズは1~2キロほど。卸業者は「腹側が真っ白な天然物で顧客に勧めやすい」と水槽から出して説明。「先行して仕入れている同業者からは『エンガワの脂の乗りはまだ先になる』と聞いている。これから北上したイワシをたくさん捕食するようになれば脂身も増えてくる」と期待する。


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