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新聞記事

2024年10月の記事一覧

掲載日:2024.10.07

売れ筋ホッケとば待望の再入荷、リピーターに販促

珍しさと味のよさで根強い人気のホッケのとば


 東京都・豊洲市場でホッケのとばが再入荷した。取り扱う干物・珍味の卸業者・髙須商店の髙須孝輔社長は「築地市場時代からリピート注文の多い商材。メーカーが減ってしばらく入荷していなかったが、9月28日に菅原商店(神恵内村)の『波ほっけ』を入荷した」と供給再開を喜ぶ。定番のサケとばは近年、秋サケの不漁、価格高騰が影響し、利益低下に苦慮。一方、ホッケとばは「珍しさに引かれて購入し、秋サケとは違うおいしさからリピート注文を得ている」と説明。「特にあぶった皮がうまい。適度に加熱すると、パリパリの食感が素晴らしい」と話す。


掲載日:2024.10.07

YKKファスナーの活躍で種苗放流 効率良く

稚魚輸送用のかご。YKKファスナーの採用で作業効率が向上


 定置網や引網など漁業でも浸透しているYKKファスナー。福島県栽培漁業協会(相馬市)ではヒラメやアユの種苗放流で活用されている。船に積み込む防水生地製のいけすと、そのいけす内で稚魚を小分けにしているかごの開閉で使われている。開け閉めが従来の布地の面ファスナー式より簡単で、作業を手伝う漁業者の負担軽減につながっている。


掲載日:2024.10.07

CMでブランディング-嗜好把握・プレゼン活用

テレビCMで売り込む北海道産ニシンの珍味


 帯広市の珍味製造販売・株式会社江戸屋は、水産品をはじめ地元特産の農産品など多品目を扱う珍味事業と産直ギフト事業を柱に業容を拡大し、来年創業70周年。販売戦略ではテレビCMによるブランディング、自社製珍味をつまみに提供する飲食店経営など挑戦を続けている。水産食品メーカーはイカやサケなど原料全般の水揚げ不振・価格上昇、人手不足への対応が共通課題。塩野谷壯志社長に経営方針、今後の展望を聞いた。


掲載日:2024.10.07

散布漁協養殖ウニ大雨で大量へい死

今季も高値を付けている養殖ウニ(10月2日、火散布沼)


 散布漁協の養殖ウニは、8月末の大雨の影響で大量にへい死した。被害は個人差があるものの、全滅に近い着業者もいるため組合全体で大幅な減産となる見込み。ただ昨年導入したIoT海洋モニタリングシステム「うみログ」(株式会社アイエスイー)で塩分濃度を把握し、事前にかごを沈める大雨対策を講じており、永坂哲也うに養殖部会長は「うみログがなければ被害規模がさらに大きくなっていた可能性もある」と指摘する。


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