電子版 電子版サンプル

新聞記事

2023年6月の記事一覧

掲載日:2023.06.12

貝殻さお前繁茂・生育良好、浜に活気

昨年に比べ生育良好な貝殻さお前コンブの荷揚げ(6月6日、温根元漁港)


 根室の貝殻さお前コンブ漁は総体的に繁茂・生育ともに良好。水揚げに船間差はあるものの、好漁船も多く浜は活気に包まれている。増産に期待が高まる中、着業者は「この後どれだけ出漁できるか」と口をそろえ、天候と海況を注視している。


掲載日:2023.06.12

鵡川ホタテ1000トン超、約4億円


 鵡川漁協の今季ホタテ漁は5月20日に終え、鵡川と厚真の両地区を合わせた出荷量が千トン超となり昨季を上回った。両地区とも今後は資源増に向けた施策を検討する。厚真地区では今季、2022年12月に開始。3隻体制で日産3トンをめどに天然発生貝を漁獲した。鵡川地区は今年2月下旬、地まきホタテ(2年貝)の水揚げを3隻でスタート。水揚額は2地区で約4億円だった。


掲載日:2023.06.12

宗谷ミズダコ1割減産でスタート

昨年の5割高に高騰しているミズダコの荷揚げ(5月30日、宗谷港)


 宗谷漁協のミズダコが低調に推移している。5月末水揚量は昨年と比べ1割強の減産。いさり樽流しは多い着業者で日量100キロ台と、200キロを超える船は少ない。全道的にも薄漁の傾向から浜値はキロ千円台と高騰している。


掲載日:2023.06.12

過度な輸入依存せず国内生産を-22年度水産白書-


 水産庁は2022年度の水産白書を公表した。特集には水産業における食料安全保障について取り上げた。ウクライナ情勢やコロナ禍を受け、国内生産を増大する取り組みの重要性が増したと指摘。円安などの影響で輸入水産物の価格が高騰するなどの影響もあり、輸入に過度に依存せず、自給率を上げて食料安全保障を強化することが急務であると記している。


掲載日:2023.06.12

水産日本復活へ結束-新会長に枝元前農水事務次官-


 大日本水産会は7日、第129回通常総会を東京都千代田区の霞山会館で開き、国民に対する水産物の安定供給や水産業の成長産業化の実現を課題とし、その解決に取り組むなどとする2023年度事業計画を承認した。任期満了に伴う役員改選では、新会長に前農林水産事務次官で、水産庁では資源管理部長の経験もある枝元真徹氏を選任した。白須敏朗前会長は相談役となった。


掲載日:2023.06.12

ホエイで食感向上


 魚介類を敬遠する理由に上げられる魚臭の低減効果を持つチーズホエイ(チーズ製造時の副産物)。既に活用したサバの一夜干しが商品化されているが、道総研食品加工研究センターは同時に指摘される「ふっくら感」を解析。ホエイの浸漬処理でサバの一夜干しの食感を向上させる加工条件を確立した。道内の食品企業に情報提供し、商品化に向けた技術支援を進めていく。


掲載日:2023.06.12

恵庭産「バキバキ」イベントで評判


 東京都墨田区の繁華街、錦糸町駅近くの飲み比べの専門店「LITTLE SAKE SQUARE」は、イベントで産直の水産物を使ったすし、天ぷら、鍋などを提供している。5月30日~6月4日は函館の水産業者から仕入れ、初めての北海道フェアを実施。特にえさん漁協のブランドホッケ=写真=が好評。来店客らは「ホッケを刺身で食べられることを知らなかった」と驚いていた。


掲載日:2023.06.12

モンベルの「救命胴衣」動きやすさと高コスパで好評

首回りのフィット感が良い設計


 国内大手のアウトドア用品メーカー・株式会社モンベルが販売する自動・手動膨張式救命胴衣「インフレータブル ライフベスト」「インフレータブル ライフチューブ」が漁業者に好評だ。必要な機能の装備に注力しながら、税込み1万5400円と高コストパフォーマンスを実現。同社ウエアで作業する漁業者らは期待通りの仕上がりに満足している。


掲載日:2023.06.12

被災6県の加工業「売上回復」半数止まり


 水産庁は2日、東日本大震災で被災した東北・関東6県の水産加工業者を対象に、2022年度に実施した復興状況に関するアンケート調査の結果を公表した。売り上げが震災前の8割以上にまで回復した業者は半数にとどまり、前回調査と比べてもほぼ横ばいだった。東京電力福島第一原発事故の影響が色濃く残る福島の回復の遅れが目立つ。原材料や人材の不足が復興の足かせになっていることも分かった。


掲載日:2023.06.12

淡水産トラウト出荷開始-大船渡の盛川漁協-

陸上施設で水揚げされる「盛川フレッシュサーモン」


 盛川漁協(岩手県大船渡市、佐藤由也組合長)は8日、市内で陸上養殖したトラウトサーモン(ニジマス)250尾を市魚市場に今季初出荷した。主力のサケ増殖が不振を極める中、来季からの事業化を見据えた試験最終年度。成育は順調で、型や色も良く最高キロ千円で取引された。あっさりした味わいが特長の淡水育ちを売りにしようと、ブランド名を「盛川フレッシュサーモン」に決定。8月までに計7千尾の水揚げを目指す。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る