昆布こん包圧縮機など農漁業機械を手掛けるシロイシコーキ株式会社(南幌町、白石弘一社長)は、オーダーメードの昆布乾燥棚も製作。稚内や雄武、枝幸など道北中心に普及している。
道漁連(川崎一好会長)は「強い北海道漁業の確立」「グローバル戦略の進化と成長」を掲げる中期計画の2年目にあたり、海外市場の拡充を、従来の国内需給調整にとどまらない位置付けとする一方で、輸出主導型の高値形成や減産により縮小傾向にある国内市場の堅持と需要回復に取り組む。
道ほたて漁業振興協会(阿部滋会長)は本年度、国内消費の底上げに向けた対策とともに、海外での販促を強化。生鮮、冷凍、干貝柱の商材別と米国、EU、東南アジア諸国などエリア別の方針を具体的に策定し、さまざまな媒体や空間を有効に活用する。18日、通常総会で決めた。
青森県漁連(赤石憲二会長)は17日、本年度通常総会を青森市の水産ビルで開催した。昨年度事業報告、本年度事業計画などの議案を全て可決、決定。本年度、漁協経営基盤強化で「新たな合併の枠組みを策定」することとし、国の太平洋クロマグロの資源管理については内容の変更を強く求めていく。
東北地方の水産加工品が一堂に集結した「東北復興水産加工品展示商談会2015」が、16、17の両日、仙台市の仙台国際センターで開催された。青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県から計96社の水産加工業者が出展し、各ブースで自社製品をPRした。
旬を迎えた宮城県産ホヤが16日、仙台市のホテルでPRされた。韓国輸出ストップで国内消費の拡大が急務となる中、県議会議員が県漁協の協力でおいしさをアピール。肉厚となりうま味と甘みを増したホヤが多彩な料理で提供され、魅力あふれる食材として輝いた。
株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した2014年の道内水産加工業売上高ランキングによると、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が前年の3位から4年ぶりに1位となった。また、上位100社の売上高合計は、2004年の調査開始以降で最高額だった。
アカガレイの活じめ神経抜きに取り組む落部漁協のカレイ刺網漁業者・舘岡勇樹さんは、鮮魚の卸販売業を立ち上げ関東・関西圏を中心に独自の販売ルートを確立している。ことし5月には自前倉庫を改築して加工場を整備し、道の「魚介類・そうざい販売業許可」を取得。6次産業化のスタートラインに立った。
八雲町漁協の小定置でソウハチの水揚げがまとまった。3、4日は日産各18トン、5日は10トンと急伸。好漁持続に着業者の期待が高まっている。
歯舞、落石、根室の3漁協が操業する貝殻さお前コンブ漁が1日にスタート、珸瑶瑁など各漁港に水揚げされ、浜が活気づいている=写真。12日現在6回操業。低調だった昨年に比べ品質・着生状況ともに良好な様子で「最高日産は8駄。浜に干しきれなかった」という着業者も。近年は低調な水揚げで推移したため「ことしこそは」と気合い十分で、「昨年の3倍は採りたい」と力を込める。