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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2022.03.28

オ海産毛ガニ、飲食店で手当て

飲食需要の回復に期待する道北産の毛ガニ


 東京・豊洲市場の毛ガニ消流は、水揚げが始まったオホーツク海産が一部の飲食店から引き合いが出ている。大半が様子見で荷動きは鈍いものの、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の解除やズワイガニ主産地の山陰が終漁したことで消流環境は整いつつあり、荷受や仲卸は今後の本格的な需要回復を期待している。一方、ロシア産はウクライナ侵攻で消費者の印象を考慮し、取り扱いを中止する動きもあり、吸い込みが弱い。


掲載日:2022.03.21

玉冷、輸出相場で高値継続

海外輸出が旺盛な玉冷のパック詰め


 海外の大幅な需要回復に伴い、2021年度は輸出主体の展開となったホタテ玉冷。米国産の減少やオホーツク産の大型組成を背景に、輸出主導の高値相場が継続している。期末在庫は払底状態とみられ、相場高のまま22年度の新物シーズンに突入する見方が大勢を占めている。一方国内消費は、年明けの一時的な停滞にまん延防止等重点措置が重なり、量販店、外食産業とも足踏みしており、消費地では価格修正を望む声が強まってきた。


掲載日:2022.03.21

冷凍ビジネス計画生産・販路拡大ノウハウ共有━デイブレイクファミリー会発足━

水産のフライ品や業務向け弁当などメンバーが手掛ける冷凍処理品の一例


 冷凍機器や冷凍技術のノウハウの提供を事業とするデイブレイク株式会社(東京都、木下昌之社長)は16日、「デイブレイクファミリー会」を発足した。同社が提案する冷凍技術を活用する経営者らが集うもので、事例やアイデアを共有しながら、新たな冷凍ビジネスを研究開発する。水産卸や外食、弁当仕出し事業者などメンバーの業種はさまざま。同日開かれた発足イベントを兼ねた第1回集会では、計画生産体制の構築や販路開拓の成功など各社は事例を出し合い、冷凍ビジネスの最前線の情報を共有していた。


掲載日:2022.03.21

三沢市産地直送ホッキの社内販売会で漁業者支援

社内販売会当日午前中に届いたホッキ


 高砂熱学工業株式会社(東京都、小島和人社長)は11日、本社カフェスペースで青森県三沢市漁協の生ホッキの社内販売会を開催した。同社が継続して取り組んでいる漁業者の販促支援の一環として実施。当日分と他支店の発注分を含め1040個を販売した。産地から直送された殻付きの姿に社員らも関心を示し「また開いてほしい」との声も挙がっていた。


掲載日:2022.03.21

豊洲のサケ仲卸、チリギンの価格を注視

今後の価格変動が注目されているチリギン甘塩のフィレー


 築地・豊洲市場で50年サケマスの切り身商材を扱う仲卸業者は、高騰を続けるチリ産ギンザケの価格低下を念頭に置いている。ノルウェー産アトランティックサーモンがメイン空輸ルートのロシア領空を通過できない影響から、産地側が冷凍在庫にシフトすることを予想。「北欧で冷凍在庫が増えれば、同じ冷凍品のチリギンが競合してだぶつき、価格も落ちるのでは」と推察する。


掲載日:2022.03.21

コンブ端切れ部分、独自製品で価値向上へ

製品化工程で発生する端切れを粉末化した星屑昆布


 広尾漁協の保志弘一さんは、着業するコンブ漁業の課題解決に向け奔走している。付加価値対策として製品化工程で発生する端切れ部分を利用して独自製品を開発したほか、人手不足解消のために地元の1次産業体験プログラムを通して陸回りを確保。生産力強化を図るため乾燥機も導入した。「何もしなければ衰退していく一方」と現状に危機感を持ち「持続可能なコンブ漁業に向け取り組んでいきたい」と力を込める。


掲載日:2022.03.21

マルホン小西漁業、マダラ卵など付加価値

(左から)3D冷凍を施したニシン、サバ、マダラの卵


 寿都町漁協所属で定置・底建網などを営む有限会社マルホン小西漁業(小西正之代表)は、最新の凍結技術「3D冷凍」を活用し、“超高品質冷凍”の自社加工品を打ち出している。オスのニシンのフィレーやマダラの卵も販売。魚価安に見舞われがちな鮮魚の付加価値化を実現している。


掲載日:2022.03.21

干物、催事などで拡販

独自の無添加・ピチット製法でつくる一夜干し商品


 札幌市の合同会社まるひらマルニ商店(電話011・313・3723)は、2019年8月の創業以来、無添加・低温熟成乾燥の一夜干し(干物)をメインに道内量販店での催事販売、ネット通販などで業績を伸ばしている。今年は4月に道外百貨店の北海道物産展に初出店。6月には札幌市場場外市場エリアに直売店の2号店を構え、成長軌道へ挑んでいく。


掲載日:2022.03.14

商品開発 柔軟に発送-むかわ町の丸中舛岡水産-

ホッケの「フライ巻」シリーズ


 むかわ町の有限会社丸中舛岡水産(舛岡博美社長、電話0145・42・2178)は、主力商材・シシャモの不漁高騰、コロナ禍など社会情勢を踏まえ、新たな商品開発で活路を探っている。昨年はレトルトの海鮮スープカレーなどに加え、異分野の和菓子を商品化。今年は量販店などの売り場に並ぶ総菜商品に力を入れて内食需要拡大の商機をつかんでいく。


掲載日:2022.03.14

ソウゾウ「クールメルカリ便」で販路拡大支援


 メルカリグループの株式会社ソウゾウは7日、スマホでネットショップが開設できるEC(電子商取引)「メルカリShops」で、クール便をサイズ別全国一律価格で配送するサービス「クールメルカリ便」を開始した。クール便の一律料金は国内の主要ECでは初という。水産物の送料の壁を解消して流通や消費を促進。飲食店向けの需要が落ち込む水産事業者の新たな販路拡大を支援する。


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