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新聞記事

飲食店向け一覧

掲載日:2022.03.21

玉冷、輸出相場で高値継続

海外輸出が旺盛な玉冷のパック詰め


 海外の大幅な需要回復に伴い、2021年度は輸出主体の展開となったホタテ玉冷。米国産の減少やオホーツク産の大型組成を背景に、輸出主導の高値相場が継続している。期末在庫は払底状態とみられ、相場高のまま22年度の新物シーズンに突入する見方が大勢を占めている。一方国内消費は、年明けの一時的な停滞にまん延防止等重点措置が重なり、量販店、外食産業とも足踏みしており、消費地では価格修正を望む声が強まってきた。


掲載日:2022.03.21

干物、催事などで拡販

独自の無添加・ピチット製法でつくる一夜干し商品


 札幌市の合同会社まるひらマルニ商店(電話011・313・3723)は、2019年8月の創業以来、無添加・低温熟成乾燥の一夜干し(干物)をメインに道内量販店での催事販売、ネット通販などで業績を伸ばしている。今年は4月に道外百貨店の北海道物産展に初出店。6月には札幌市場場外市場エリアに直売店の2号店を構え、成長軌道へ挑んでいく。


掲載日:2022.03.21

コンブ端切れ部分、独自製品で価値向上へ

製品化工程で発生する端切れを粉末化した星屑昆布


 広尾漁協の保志弘一さんは、着業するコンブ漁業の課題解決に向け奔走している。付加価値対策として製品化工程で発生する端切れ部分を利用して独自製品を開発したほか、人手不足解消のために地元の1次産業体験プログラムを通して陸回りを確保。生産力強化を図るため乾燥機も導入した。「何もしなければ衰退していく一方」と現状に危機感を持ち「持続可能なコンブ漁業に向け取り組んでいきたい」と力を込める。


掲載日:2022.03.14

羅臼のウニかご養殖、徐々に軌道に

コンブを餌に育てたかご養殖のバフンウニ


 羅臼漁協の濱田久吉うに漁業部会長、山倉勝司前部会長ら有志4人が試験的に取り組むバフンウニのかご養殖が徐々に軌道に乗ってきた。昨年は身入り良好で色も均一だったほか、生産量を前年の倍以上に伸ばした。


掲載日:2022.03.14

商品開発 柔軟に発送-むかわ町の丸中舛岡水産-

ホッケの「フライ巻」シリーズ


 むかわ町の有限会社丸中舛岡水産(舛岡博美社長、電話0145・42・2178)は、主力商材・シシャモの不漁高騰、コロナ禍など社会情勢を踏まえ、新たな商品開発で活路を探っている。昨年はレトルトの海鮮スープカレーなどに加え、異分野の和菓子を商品化。今年は量販店などの売り場に並ぶ総菜商品に力を入れて内食需要拡大の商機をつかんでいく。


掲載日:2022.03.14

サステイナブル水産物訴求


 サステイナブルな漁業のコンサルティングやPRブランディングを手掛ける株式会社UMITO Partners(東京都渋谷区)は、持続的な漁業を目指し資源管理やDX(デジタルトランスフォーメーション)に励む漁業者の商材を首都圏の飲食店へ紹介している。環境に配慮する漁業者・地域に関心が高い飲食店経営者に要望にあった商材を調達している。


掲載日:2022.03.14

「一雪・水産」白老前浜の鮮魚が地元で人気

サクラマスやハッカク、ヤナギノマイなど前浜の鮮魚が並ぶ店内(1月下旬)


 いぶり中央漁協白老地区でスケソ刺網などに従事する木下一志さん(43)は昨年12月25日、白老町内に鮮魚や水産加工品を扱う直営店「一雪・水産」(きみ・すいさん)をオープンした。1月下旬は網に掛かったスケソやソウハチの加工品をお手頃価格で提供したほか、サクラマスやハッカクなど獲れたての鮮魚も販売。白老で獲れる旬の鮮魚を手軽に味わえると評判を呼び、早くも地元客のリピーターを獲得するなど鮮やかなスタートダッシュを飾った。


掲載日:2022.03.07

落部漁協「はぐくむうに」新ブランド展開

ブランド化した塩水の「HAGUKUMU―UNI~はぐくむうに」


 大量繁殖した「痩せウニ」の養殖試験に取り組む落部漁協は、養殖ウニの試験販売で一定の成果を得たことから、次年度は規模を拡大し事業化する。養殖開始前に3%だった痩せウニの歩留まりは、新たに開発した配合飼料の給餌で最高20%以上に向上した。この飼料開発や養殖ウニの加工・流通には㈱北三陸ファクトリー(岩手県洋野町)が協力し、同漁協が養殖したウニを首都圏の百貨店で試験販売したところ、高く評価されたため、「HAGUKUMU―UNI~はぐくむうに」のブランドで今春にも商品化する。両者は磯焼け解消と新ブランド展開のW効果に期待する。


掲載日:2022.03.07

札幌市のダイホク、海外市場開発に活路


 札幌市の株式会社ダイホク(大場啓二社長、電話011・661・0707)は、焼きのり、昆布など乾物、昆布だし調味料などの製造・OEM(相手先ブランド製造)商品の開発を手掛け、海外にも販路を広げている。特に台湾は直接貿易を確立。ホタテ玉冷など輸出仲介業にも乗り出し、今秋には札幌市に台湾のテレビ局と直接商談ができるオンラインブースを開設。道内食品企業の販路拡大を後押ししていく。


掲載日:2022.03.07

前浜産の強み引き出す-神奈川・三崎の活々水産-


 神奈川県三浦市三崎の鮮魚卸・活々水産合同会社(電話046・854・8008)は、前浜産を仕入れた当日に東京都内の飲食店へ配達する「朝どれ鮮魚」に力を入れている。大庭剛社長が三崎市場で一尾一尾精査。欠品のリスクや手間を惜しまず、商材の価値を最大限に引き出す販売に臨んでいる。


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