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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2022.11.14

生筋子、荷動き伸長


 札幌市中央卸売市場の生筋子消流は、水揚げに比例して取扱数量が昨年に比べ大幅に増えている。いくらの在庫払底下、ロシアの冷凍卵調達が厳しい状況も見込んで高値の前半戦から加工筋の手当てが進行。9月後半以降の盛漁で下げ相場となり、さらに活発化し、10月は昨年の2倍以上。道内産地全般で荷動きが伸長している。


掲載日:2022.11.14

ボタンエビ終始高値で販売苦戦-東京・豊洲市場市場-

高騰している北海道産のボタンエビ


 東京都・豊洲市場の北海道産ボタンエビ消流は浜値の上昇圧から卸値が高値のまま商戦終盤を迎えた。仲卸業者は「近年は高過ぎて需要の先細りを感じる」と肩を落とす。荷受は「全体的な不漁で浜値が高いことが背景。さらに産地荷主は消費市場の相場動向を見ながら出荷を調整し、価格を維持している」と話す。


掲載日:2022.11.14

イオン、さかなの日に賛同し月初週末売り場拡大

売り場を拡大したサステナブルシーフードのコーナー


 イオンリテール株式会社は、水産庁が新たに制定した「さかなの日」(毎月3~7日)に賛同し、国内の水産物の消費拡大に向けて取り組む。月初めの週末に「イオン」「イオンスタイル」の本州にある約350店舗でサステナブルシーフードの売り場を拡大。全漁連とも連携して地域の旬の鮮魚を提供、説明員なども配置して消費者に水産品の魅力を訴求していく。


掲載日:2022.11.07

塩竈ご当地フィッシュバーガー誕生

商品化された「塩竈フィッシュバーガー」4種


 宮城県塩竈市で、市場に流通しにくい未利用魚を活用した「塩竈フィッシュバーガー」が誕生した。水産加工のマルサン松並商店株式会社(同市、松並理恵社長)などが展開する「海の宝物プロジェクト」の一環。漁獲資源の有効活用や漁業者所得の向上を図ろうと、傷物のマダラを使って地元の高校生と共同開発した。ご当地バーガーとして売り出し、観光振興や交流人口の増加にもつなげる。


掲載日:2022.11.07

自動検出、魚の残骨特化の新型エックス線検査機


 電子計測器・食品検査機メーカー大手のアンリツ株式会社(神奈川県厚木市)は魚の残骨検出に特化したエックス線検査機を開発した。2種類の透過画像を同時に得られるデュアルエナジーセンサを採用することで、微細であったり密度の低い異物でも検出を可能にした。これまで難しいとされた魚骨に対しても適用でき、太さ1ミリ以下の残骨も検出できる。「骨取り魚」といった骨取りを意識した製品向けの検査に提案する。


掲載日:2022.11.07

北海道産ニシン10月半ばから釧路産引き合い順調-東京・豊洲市場-

今季の冬商材の一角を担うことになった釧路産のニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は、釧路産中心の荷動き。通常入荷する網走産が切れ、代替で10月中旬から初入荷した。荷受は「網走産に負けず脂が乗っている」と手応え。また、「近年は「同じ光り物のコハダ(コノシロ)が安くなればニシンが売れなくなるという相関図が崩れつつあり、現状の引き合いは悪くない」と話す。全て相対取引で卸値はキロ800~400円。荷受は「卸値の開きは水揚げ日の相場や注文量に応じて価格を調整しているため」と説明する。


掲載日:2022.11.07

センチュリーロイヤルホテル、未利用資源に光当て


 札幌のセンチュリーロイヤルホテルは、松前町の未利用海藻である天然アオノリをふんだんに使った特別メニューの提供を1日から日本料理「北乃路」で開始した。青のりの上品な磯の香りや味わいが炊き込みご飯や茶わん蒸しを引き立てて、未利用資源に潜む可能性に光を当てた。


掲載日:2022.11.07

マイワシで“産業革命”異業種連携プロジェクト進行


 イカのまち・函館で漁獲が増えているマイワシを有効活用した新たな産業基盤の確立を目指すプロジェクトが進んでいる。レストラン、水産加工・販売業者、漁業者らが連携。先導役に「アンチョビ」を選定し、商品の販売拡大と併せて自家製の普及などで地域の食文化を形成。イカ同様に全国に認知される土台を築いていく。


掲載日:2022.10.31

関心高まる真空包装機

TOSEI社製「TOSPACK(トスパック)」シリーズのベルト型真空包装機


 真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区、谷嶋和夫社長)は18、19の両日、仙台市の産業見本市会館サンフェスタで展示会を開いた。賞味期限切れによる食品ロスの削減を目指す機運が高まる中、高鮮度保持が可能な真空包装機への関心度もアップ。三陸・常磐など東北地方の水産加工会社を中心に約200社が来場した。


掲載日:2022.10.31

スケ子引き合い徐々に-東京・豊洲市場-

商戦の本格化に期待がかかる北海道産のスケ子


 東京都・豊洲市場のスケ子消流は、気温の低下から徐々に引き合いが出てきている。北海道虎杖浜・登別地区から集荷している荷受は「仲卸を中心に大手の鮮魚専門店からの注文が来ている」と説明。仲卸業者は「卸値は高値キロ2千円、安値1300~千円での提供。例年と比べても特に高くはない」と話す。


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