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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2024.04.22

安定稼働・省エネで多数実績-イータマックス冷凍システム-

急速凍結されたボイルホタテ


 中山エンジニヤリング株式会社(埼玉県川口市、中山淳也社長)が開発し、井戸冷機工業株式会社(北見市、井戸仁志社長)が販売、施工する冷凍設備「イータマックスシステム」は2006年の誕生以来、食品工場や冷蔵倉庫などで多くの実績を積んでいる。安定稼働や電気代削減が強みで、最新の導入事例では生産性の向上や商品の品質強化を引き出して、拡販体制も支えている。省エネ効果は電気代高騰時代の切り札となりそうだ。


掲載日:2024.04.22

デイブレイク自社開発機700社に


 冷凍のトータルソリューションを提供するデイブレイク株式会社(東京都、木下昌之社長)は、メーカーとしての側面でも頭角を現わしている。2021年10月に販売を開始した初の自社開発冷凍機「アートロックフリーザー」は2年半で受注社数が700社を突破した。「さまざまな側面から価値を高めた結果、お客さまから選んでいただけるフリーザーとなった」と同社では受け止めている。導入している業態も食品加工会社や飲食店、量販店、生産者などさまざまで、その多くが共同で商品開発を進めている。日本の食シーンに新たな風を吹き込んでいる。


掲載日:2024.04.22

空前の冷凍食品ブーム、技術面からアプローチ-製氷・冷凍・冷蔵技術特集-


 食品の鮮度を保ち、長期保存を可能にする冷凍技術は、SDGsの達成という社会的課題も背景に重要性を増している。昨今は、空前の冷凍食品ブームといわれているが、冷凍技術に関しては、産官学それぞれがさまざまなアプローチで進んできている。これを整理し、科学的知見に基づき発展させることを目的とし、中立的な立ち位置で業界を先導していく組織も立ち上がっている。関係者の横断的な連携の推進を担うものとして、こうした組織の発足は学術、業界関係からも意義あることと関心、評価を得ている。


掲載日:2024.04.22

ミズダコのボイル販売苦戦-東京都・豊洲市場-

自社でボイルしたミズダコの足


 東京都・豊洲市場のミズダコの煮だこ消流は慢性的な高値基調で販売に苦戦している。歓送迎会シーズンに入っても引き合いは鈍い。アフリカなどタコ製品全体的に高騰し、生鮮品を自社でボイルして販売する仲卸業者は「タコ全体の販売は落ちている」と危惧する。卸値は生鮮でキロ3千円。「数年前の倍以上。安い時はキロ1300円で入荷できた。今回は八雲の荷主から仕入れているが、北海道全体で水揚げが振るわないから高いのだろう」と相場上昇に困惑する。


掲載日:2024.04.15

北海道産マガレイ荷動き活発化-東京都・豊洲市場-

拡販に向けて動き出したマガレイ


 東京都・豊洲市場の北海道産マガレイ消流は相場が例年並みに落ち着いて荷動きが活発化している。荷受担当者は「特売を組む量販店が出てくる条件がそろった」と集荷に注力。仲卸業者は「序盤は卸値が高くて買えなかったが、最近の仕入れは安定し、顧客からの引き合いも出てきた」と商機を捉えている。


掲載日:2024.04.15

ベトナム加工の道産ホタテ販売

応援隊や開発ストーリー、「さかなの日」の掲示とともに販促したフェアの売り場


 関東甲信越でショッピングセンターチェーンを展開する株式会社ベイシア(群馬県前橋市)は3~7日、スーパーマーケット「ベイシア」116店で「ホタテ応援フェア」を開催した。ベトナムで殻むき加工した北海道産ホタテを販促するもので、原料は株式会社フーディソンから供給を受けた。中国による日本産水産物の禁輸が続く中、水産業界を応援したいという思いで着手したフーディソンの取り組みに同社も賛同。水産庁が制定する「さかなの日」とも連動し、さまざまなアイテムで売り場を盛り上げた。


掲載日:2024.04.08

ホタテ生産能力増強-森町砂原の澤田水産-

「イータマックス冷凍システム」を採用した連続式急速凍結フリーザー


 森町砂原の株式会社澤田水産(澤田光社長、電話01374・8・2162)は、対米HACCPの認定取得に向け、ホタテ加工施設・設備の整備を実施した。原貝の1次処理工場や包装・梱包室を大幅に改修し、衛生管理を強化。併せて凍結設備の低温化や処理能力の増強を図った。国内や既に輸出に取り組んでいる東南アジアなどでの商品力向上に加え、米国など海外販路の拡大を目指す。


掲載日:2024.04.08

ハンバーグでニシン消費拡大


 羽幌町の株式会社重原商店(重原伸昭社長、電話0164・62・2138)は、前浜で獲れる春ニシンを使った魚ハンバーグ=写真=を商品展開している。生鮮流通で供給過多の傾向になるオスの有効活用と付加価値向上策で考案。業務筋など各種販路の開拓に乗り出している。商品名は屋号の「マルジュウ」と、おいしさの表現の一つ「ジューシー」をかけて「マルジューシーバーグ」。1個100グラム。湯せん、レンジで温めるだけで食べられる。


掲載日:2024.04.08

能登いしるGI登録


 石川県能登地方に伝わる魚醤「いしり・いしる」が、地域の農林水産物や食品ブランドを守る農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。イカやイワシで作り、鍋料理や煮物に隠し味として使われることが多い万能発酵調味料。専用のGIマークを付けて販売でき、ブランド力の維持や向上、輸出促進が期待される。


掲載日:2024.04.01

電界の力で付加価値を


 ワタナベフードソリューション株式会社(名古屋市、渡邊洋平社長)は3月2日、創業10周年記念パーティーを名古屋市内のホテルで開き、高電圧電子エネルギーによる凍結・解凍装置「Pure(ピュア)シリーズ」を「VOLTA(ボルタ)シリーズ」に改めることを明らかにした。創業以来追求してきた電界の力によって食品に付加価値を与える技術では、特許技術申請中のバブリング解凍機も開発してシリーズを拡充することも報告した。節目の年に新たな局面を打ち出すとともに、引き続き技術を研鑽してユーザーである食品産業の発展に寄与したい考えだ。


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