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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2022.10.10

「みやぎサーモン」ベトナムでGI登録

活じめの高鮮度が売り。張りのある身は生食向き


 宮城県産養殖ギンザケの活じめブランド「みやぎサーモン」が、ベトナムで地域の農林水産物・食品を守る地理的表示(GI)保護制度に登録された。ベトナム当局が模倣品を取り締まることで品質担保などが図られ、輸出拡大の後押しになると期待される。日本の水産物が海外への直接申請でGI登録されるのは初めて。


掲載日:2022.10.10

スルメイカ入荷少なく高止まり-東京・豊洲市場-

高騰が続くスルメイカ


 東京都・豊洲市場で生鮮スルメイカの高騰が続いている。入荷量がまとまらず卸値が落ち着かない。仲卸業者は「1尾単価が高過ぎて客単価の安い店には売り込みにくい」とため息をつく。東京都の集計によると9月23~29日の平均値で1日当たりの入荷量は11.3トン。前週より19%伸びたものの、前年同期比では25%減と低調。大きさは1箱5キロ入れで20~25尾主体。価格は同27%高で、高値1620円、中値1269円、安値216円。


掲載日:2022.10.10

マルハニチロ、日本初「海洋債券」発行


 マルハニチロ株式会社は9月29日、海洋保護などに関する事業資金の調達を目的に、10月下旬に発行を予定している公募形式債券「ブルーボンド」(第1回無担保社債)の概要を関東財務局に提出した。発行年限5年、発行額50億円の予定。使途は環境持続型の漁業・養殖事業とし、日本では初めての発行となる。


掲載日:2022.10.03

玉冷、輸出主導も景況不安

30万トン程度の水揚量が予想されるホタテの荷揚げ


 ホタテ玉冷の消流は、コロナ禍の反動に伴う海外の需要増大とインフレによる急激な円安で、輸出主導の消費形態となったが、最近は米国、EUとも物価高による景気後退不安もささやかれ、関係者は「今後の展開が読みづらい」と苦慮している。一方内販は、仕入れコストの上昇で価格転嫁を余儀なくされる量販店が特に苦戦。関係者は年末に向け、規制緩和に伴うインバウンド需要や国内旅行者の消費回復に期待を寄せている。


掲載日:2022.10.03

気仙沼、3年ぶり見本市で加工品バイヤーにPR

水産加工業者がブースを構え、商品の魅力をアピール


 日本有数の港町・宮城県気仙沼市の食の魅力を発信する第26回「三陸気仙沼の求評見本市」が9月28日、気仙沼中央公民館で開かれた。水産加工業者を中心に市内24の企業・団体が出展。自慢の商品を全国から訪れたバイヤー約400人に熱心に売り込み、販路開拓・拡大につなげた。


掲載日:2022.10.03

TSSS2022 19日開幕


 アジア最大級のサステナブル・シーフードイベント「東京サステナブルシーフード・サミット2022」(TSSS2022)が10月19~21日開催される。現在、オンラインによる参加者を募集している。今年は「水産『ブルーオーシャン』戦略を描く~人権・生物多様性・気候変動から考えるサステナブル・シーフード~」をテーマに、水産分野が向かうべき新しい領域「ブルーオーシャン」を切り開く道筋を考える。主催は株式会社シーフードレガシーと経営誌の日経ESG、共催はウォルトンファミリー財団、デビッド・アンド・ルシール・パッカード財団。


掲載日:2022.10.03

乾物スルメ、慶事入用が底堅く-東京・豊洲市場-

慶事の定番品・北海道産原料のスルメ


 東京都・豊洲市場の乾物スルメ消流は仲卸業者から安定供給が望まれている。原料価格の高騰が製品単価を押し上げているものの、結納品などの慶事や飲食店からの需要は底堅い。特に形や色などが整った良品は市場内で評価され、荷受・仲卸は水揚げ回復と製品の生産増加を願っている。


掲載日:2022.10.03

包装資材の進化続く-包装資材特集-


 国の枠を越えて環境問題解決に向けた認識の共有、行動計画への合意が行われ、グローバル規模で消費者の環境に対する意識が前進しており、包装産業もこの動きの渦中にある。保全性や利便性といった機能面においても包装業界各社が担う役割は拡大している。環境配慮から包装材料フィルムの薄肉化が進む一方で、フードロス削減の観点からハイバリアフィルムの開発にも期待が高まる。個食や時短、簡便食品の浸透に加え、近年特に需要が拡大している冷凍食品、さらに植物性タンパク質などによる代替肉、“○○フリー食品”といった特定の成分を含まないものなど、変化の絶えない食品トレンドへの最適な対応も包装産業は求められている。


掲載日:2022.09.26

くら寿司、キャベツニザダイ発売


 回転ずしチェーン「くら寿司」を展開するくら寿司㈱は、SDGSの取り組みの一つ「低利用魚の活用」で、通常駆除対象となるニザダイに廃棄予定のキャベツを与えて養殖した「キャベツニザダイ」の販売を開始した。キャベツで養殖したニザダイの全国販売は今回初。「キャベツウニ」をヒントに始めた取り組みで、まずは期間や数量限定での提供だが、定期的に販売できる体制を目指している。


掲載日:2022.09.26

CLASSIC FISH深化

美唄の取扱店舗に並ぶ「CLASSIC FISH」


 釧路市東部漁協の「鮮魚チーム」が神経じめや内臓処理などを施しブランド展開する「CLASSIC FISH」は今年で3年目を迎える。道内各地に出荷、取扱店舗の客層や消費者のニーズを捉えて製品づくりに反映。複数の魚種を詰め合わせた荷造りやフィレーに加工するなど工夫、流通面でも深化を図っている。


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