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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2023.07.17

「薬膳」の機能性発信

握りずしや刺身の販売コーナー


 東京都の株式会社BKTC(小瀧由貴社長)が独自配合の「薬膳餌」を使用し、北海道で生産したトラウトサーモン(ニジマス)「薬膳サーモン」が7月5~18日の2週間、大丸札幌店地下1階食品売り場に登場した。「北辰鮨」で握りずしや刺身などを提供。併せて小瀧社長自らが催事場でハンバーガーを店頭販売(11日で終了)。「尿酸値の上昇抑制」の機能性関与成分「アンセリン」含有などの特長を発信した。


掲載日:2023.07.10

北海道産いくら在庫の消化に注力-東京・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の北海道産いくら消流は、一部のブランド品を除き引き合いが鈍い。飲食需要が乏しい夏枯れ時期の販売は厳しく、期待されていたインバウンド消費も肩透かし。荷主や荷受は高単価となった昨年産の在庫を抱え、「各社とも価格を下げなければならない状況。中には投げ売りするメーカーもある」と明かす。


掲載日:2023.07.10

新漁に向け消化促進必須-秋サケ消流状況-


 近年低水準の供給量、高単価が続き、売り場が縮小していた情勢下、北海道が高値水準で前年比65%増の約7万9千トンに大幅増産となった昨年産の秋サケ。消流動向は、いくら製品、親製品の通年商材とも荷動きが低調に推移し、相場が下方修正されるなど一変している。加えて物流・加工能力の低下で日量2千トン以上の水揚げが続くと処理が追い付かず、浜値形成に影響を及ぼす状況。今期を含め水揚げの回復傾向を受け、国内外の売り場と原魚処理体制の再構築が必須課題に挙がっている。


掲載日:2023.07.03

4年連続の回復展望-北海道秋サケ今年の来遊数-


 道総研さけます・内水面水産試験場は6月26日、今年の北海道の秋サケ来遊数予測値を、7年ぶりに3千万尾台に乗せた昨年実績比4%増の3482万8千尾と発表した。予測通りの場合、4年連続の増加で、全道的には回復基調。沿岸漁獲量は近年の小型化傾向が懸念材料だが、重量ベースで8万5千~9万トンが見込まれる。ただ、海区別では根室海峡から太平洋は依然低水準が続く。


掲載日:2023.07.03

養サクラマス水揚げ

釜石市魚市場に今季初めて水揚げされた「釜石はまゆりサクラマス」


 有限会社泉澤水産(岩手県釜石市、泉澤宏社長)は6月27日、釜石湾で海面養殖した「釜石はまゆりサクラマス」約8.4トンを今季初水揚げした。事業化初年度の今季は直径40メートルのいけすを2基増設したほか、人工知能(AI)搭載の自動給餌機を導入。はまゆりサクラマスから採卵した種苗も使い、「オール岩手産」を実現した。7月20日まで前季比7.4倍の200トンの水揚げを目指す。


掲載日:2023.06.26

北海道産サーモン養殖拡大


 スルメイカの漁獲減など漁業低迷を打開しようと、北海道でトラウトサーモン(ニジマス)の養殖が拡大している。2023年は新たに釧路や根室で海面養殖に挑戦するなど「ご当地サーモン」ブームが到来。5月以降、先進地である八雲町熊石など檜山管内をはじめ、渡島や後志で水揚げが始まった。種苗の地元生産や大手水産会社と連携した販路拡大など将来的な自立化に向けた挑戦も各地で活発化している。


掲載日:2023.06.26

岩手県サケ稚魚9360万尾放流


 岩手県の2022年度秋サケ稚魚放流数は9360万3千尾だった。増殖事業の持続化に向け、関係者が策定したマスタープランの実行初年度。北海道など県外から種卵を過去最大規模に調達し、計画を1860万尾ほど上回った。23年度以降も提供を受け、大型で強い稚魚作りを進め、回帰率を高めることで秋サケ資源の回復を目指す。


掲載日:2023.06.19

宮城養ギン最盛期突入


 宮城県産養殖ギンザケは水揚げが日量200トンペースとなり最盛期に突入した。回転ずしの人気たねや加工原料として需要が伸びる中、浜値はキロ700円台と高値基調で推移する。活発な取引は7月中旬のシーズン終了まで続く見込みだが、高水温の影響で終了時期が早まる可能性もある。


掲載日:2023.06.12

淡水産トラウト出荷開始-大船渡の盛川漁協-

陸上施設で水揚げされる「盛川フレッシュサーモン」


 盛川漁協(岩手県大船渡市、佐藤由也組合長)は8日、市内で陸上養殖したトラウトサーモン(ニジマス)250尾を市魚市場に今季初出荷した。主力のサケ増殖が不振を極める中、来季からの事業化を見据えた試験最終年度。成育は順調で、型や色も良く最高キロ千円で取引された。あっさりした味わいが特長の淡水育ちを売りにしようと、ブランド名を「盛川フレッシュサーモン」に決定。8月までに計7千尾の水揚げを目指す。


掲載日:2023.05.22

丹精込めて「知床桜鱗」出航

「知床桜鱒」1尾発泡の荷姿


 斜里第一漁協の定置業者・有限会社北洋共同漁業部(伊藤正吉代表)は数年前から取り組む付加価値対策の進化を追求している。船上活じめ、胃洗浄など培ってきた鮮度・品質保持の徹底を基盤に、今季から春定置のサクラマスで「おいしさ」の指標となる脂の乗り(脂肪率)の計測を新たに導入、6項目の要件を定めて差別化戦略を始動した。「知床桜鱗(おうりん)」の名を冠し、ふるさと納税返礼品を主体に斜里町を盛り上げる特産づくりに臨んでいる。


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