電子版 電子版サンプル

新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2024.04.15

努力実る生業 やりがいに

産直EC向けの商品。殻むき専用ナイフと軍手が付属する


 人口減少と高齢化が進む宮城県石巻市雄勝町で、若い漁業者が奮闘している。大阪市から移り住んだ三浦大輝さん。カキ生産者として独り立ちして4年目になる。大阪弁が抜け、日焼けした顔はすっかり三陸の海の男の風情。浜の暮らしに体も慣れ、「やればやるだけ結果がついてくる」と意欲的だ。産直EC(電子商取引)事業を強化。1年で最も身入りが良いという春ガキをPRする。


掲載日:2024.04.15

久慈市漁協養殖ギンザケ今季初水揚げ、2割高

初水揚げされた久慈育ち琥珀サーモン


 岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は11日、久慈湾で養殖したギンザケ「久慈育ち琥珀サーモン」1.6トンを今季初水揚げした。需要の高まりや飼料など生産コストの上昇を受け、昨季より2割ほど高いキロ900円台で取引された。7月下旬までに660トンの水揚げを計画する。


掲載日:2024.04.08

ホタテ生産能力増強-森町砂原の澤田水産-

「イータマックス冷凍システム」を採用した連続式急速凍結フリーザー


 森町砂原の株式会社澤田水産(澤田光社長、電話01374・8・2162)は、対米HACCPの認定取得に向け、ホタテ加工施設・設備の整備を実施した。原貝の1次処理工場や包装・梱包室を大幅に改修し、衛生管理を強化。併せて凍結設備の低温化や処理能力の増強を図った。国内や既に輸出に取り組んでいる東南アジアなどでの商品力向上に加え、米国など海外販路の拡大を目指す。


掲載日:2024.04.08

石巻魚市場にトラウト2年ぶり入荷

石巻魚市場に2年ぶりに入荷し、選別される養殖トラウトサーモン


 宮城県の石巻魚市場に1日、県産のトラウトサーモン(ニジマス)が2年ぶりに入荷した。ギンザケ生産者の阿部郁也さん(有限会社グルメイト=本社・石巻市湊西=専務)が試験的に養殖した3トン。記録的な高水温が続く中、ギンザケより成長が早く、養殖期間を短縮できるトラウトへの関心は今後、買受人の間でも高まることが予想される。今季の入荷量は4月末までに計30トンを計画する。


掲載日:2024.04.08

能登いしるGI登録


 石川県能登地方に伝わる魚醤「いしり・いしる」が、地域の農林水産物や食品ブランドを守る農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。イカやイワシで作り、鍋料理や煮物に隠し味として使われることが多い万能発酵調味料。専用のGIマークを付けて販売でき、ブランド力の維持や向上、輸出促進が期待される。


掲載日:2024.04.01

養殖ギンザケ初入荷-石巻魚市場-

石巻魚市場に今季初めて入荷した養殖ギンザケ


 宮城県内トップを切って、石巻魚市場に3月28日、県産の養殖ギンザケ5.2トンが入荷した。高水温により稚魚の池入れが例年より3~4週間ずれ込んだ影響で、昨季より25日遅い初入荷。待ちわびた花形の到来に市場は活気づいた。サイズは1.5キロが主体。初回としては大きく、平均単価はキロ1240円と、昨季を142円上回った。入荷は切れ目なく続く。


掲載日:2024.04.01

サメ肉をソーセージに-高タンパクで体作りサポート-

低カロリー、低脂肪の良質なタンパク源になる新商品


 株式会社阿部長商店(宮城県気仙沼市、阿部泰浩社長)は「気仙沼シャークウィンナー」を発売した。地元産のサメ肉を有効活用したmeZAme(メザメ)シリーズの第2弾で、筋肉などを作る重要な栄養素であるタンパク質の含有量は通常の魚肉ソーセージの5割増し。常温で長期保存もできる。アスリートやジムに通う人、アウトドア愛好家らの需要を開拓する。


掲載日:2024.04.01

陸奥湾全体3割減3万5000トン

昨年の半成貝出荷作業


 青森県漁連は2024年度の水揚げ計画を前年度実績比32%減3万5千トンと試算している。主力の半成貝が33%減2万6千トンと大幅に減産する見通し。成貝も31%減8900トンと1万トン割れの厳しい計画案となった。昨年の高水温に伴う稚貝や成貝の大量へい死を受け産卵時期の出荷は控える方針のため、4月の半成貝水揚げは大幅減となるもよう。


掲載日:2024.03.25

ASC制度に関心を


 宮城県漁協石巻地区支所でインターンシップ(就業体験)に参加した大学生2人が、持続可能なカキ養殖を国内外に証明する水産養殖管理協議会(ASC)の認証制度をポスターとチラシにまとめた。認証を取得しても価格に反映されにくく、制度に関心を示さない従事者も少なくない。海の自然環境や地域社会、労働環境に配慮した養殖業の意義を簡潔に伝える。


掲載日:2024.03.25

ヒトエグサ種苗生産技術確立へ


 理研ビタミングループの理研食品株式会社(宮城県多賀城市、宮澤亨社長)と高知大は、緑藻ヒトエグサの陸上養殖を可能にする種苗生産技術を共同開発した。あおさのりの名称で流通するヒトエグサは天然、養殖物とも収量が減少傾向にある。今後は宮城、岩手両県に構える施設で、産業化に向けた実証試験を開始する。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る