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新聞記事

2017年7月の記事一覧

掲載日:2017.07.10

理研食品 ゆりあげファクトリー開設

種苗室

 理研食品株式会社(宮城県多賀城市)は1日、名取市閖上地区に開設した「ゆりあげファクトリー」の稼働を始めた。ワカメ加工や種苗生産、海藻研究などを行う。同市の水産業共同利用施設復興整備事業の一環。震災で甚大な被害を受けた閖上地区の復興と地域水産業の活性化に役立てる。


掲載日:2017.07.10

増毛・第二恵比寿丸のウニ 自前の熊手を操り漁獲アップ

 増毛漁協のウニ漁は、「熊手」と呼ぶ道具で引っ掛け、海中で「落とし袋」に次々と入れていく漁法が主流だ。漁業者は熊手に工夫を凝らし漁場によって使い分けるという。ムラサキウニを採取する別苅地区ウニ保護組合長の今野護さん(第二恵比寿丸=0.2トン)に漁具・漁法を聞いた。


掲載日:2017.07.10

サケ・マス増殖 全国団体が発足

 (一社)本州鮭鱒増殖振興会(鈴木俊一会長)は3日、東京都内で通常総会を開き、(公社)北海道さけ・ます増殖事業協会の加入と団体名を「(一社)全国さけ・ます増殖振興会」に改称することを決めた。サケ・マス増殖団体の全国化を契機に今後一層、増殖事業を展開していく。


掲載日:2017.07.10

流通対策 内外情勢に的確対応を

 秋サケの消流環境は、昨年の生産が平成に入って最少となり、親製品、魚卵製品とも繰越在庫が低水準で新漁期入りする。ただ、高コストでの供給から中国輸出が依然低迷、国内も輸入物との競合で末端の需要が縮小し、消費も減少傾向。消費の回復と国内外の需要確保が引き続き懸案で、北海道の秋サケ業界は本年度、旬期消費を促進する「生鮮対策」、売り場拡大に向けた「国内対策」を拡充。生産回復を見据えた「輸出対策」も推進し、魚価と消流の安定を目指す。


掲載日:2017.07.10

宮城県漁協 理事長に小野秀悦専務

 宮城県漁協は6月30日、本年度通常総代会を石巻市で開催した。昨年度の剰余金はカキ販売の苦戦などで平成27年度を約1億円下回る7億円超となった。役員の任期満了に伴い改選し、総会後の経営管理委員会で互選により丹野一雄会長を再任、新理事長に小野秀悦専務を指名した。本年度はホヤ需要拡大に向けた計画を策定する。


掲載日:2017.07.10

ホタテ死滅 秋種移入に資金難も

深刻なへい死で秋の半成貝購入資金が厳しくなるホタテ

 宮城県でホタテ半成貝養殖の水揚げが活発化、死滅や変形が深刻となっている問題で、生産者の養殖経営や生活への影響が大きくなっている。「死活問題」ともいわれ、半成貝養殖の存続が危ぶまれるほどの事態だ。原因ははっきりしないが、改善に向けた方策が求められている。


掲載日:2017.07.03

神経じめ品質追究

下氷での梱包に切り替えた神経じめウスメバル

 戸井漁協汐首地区で一本釣りに着業する下山明仁さんは、函館市のフランス料理オーナーシェフの坂田敏二さんと共同で神経じめ鮮魚の品質を追究している。定期的に調理直前の身質や熟成による変化などを分析し、食材としての味や使い勝手を高める処理・出荷方法などを検討。併せて蓄積した特長や調理方法などの商品情報を販路開拓に活用し、新規需要先の獲得を目指していく。


掲載日:2017.07.03

平成最低の2480万尾/秋サケ来遊予測

 道総研さけます・内水面水産試験場は6月27日に札幌市で開かれた道連合海区で今年の北海道の秋サケ来遊予測を説明、前年実績比3.8%減の2480万6千尾と示した。2年連続の3千万尾割れで、平成に入って最低だった昨年をさらに下回る状況。予測通りの場合、漁獲量は重量ベースで昨年同様の7万トン規模。秋サケ業界は厳しい操業が続く。


掲載日:2017.07.03

留萌管内稚貝、必要数確保へ/付着低水準 微妙な地区も

稚貝の選別作業。今年の仮分散は7月後半から始まる

 道北日本海の稚貝付着状況は、低水準ながらも一部の地域を除き何とか必要水量を確保できる見通しだ。留萌地区水産技術普及指導所では「採苗不良となった平成20年ほど深刻なレベルではない」と話している。
 同指導所によると、6月に行った試験採苗器の最終調査では遠別地区がネトロンネット1袋当たり700個(19日)、羽幌地区が千個(20日)、苫前地区が1600個(15日)、臼谷地区が千個(20日)、増毛地区が1400個(同)。
 1週間ごとに投入した調査結果。「各地区でばらつきも見られるが6月末時点ではさらに付着しており、上手に使えれば足りるだろう」とみる。


掲載日:2017.07.03

自社ブランドに本腰/食品卸・国分グループ

びんつま

 食品卸・国分グループは低温帯の自社ブランド品開発に本腰を入れる。それまで常温・ドライ品に強かった同社だが、近年全国的に3温度帯の物流センターを設置しており、低温域の商品の保管・供給機能も整備し、可能となった。全国にある販売網を生かし、新たなカテゴリーを売り込む。
 水産系を前面に押し出した自社ブランドの新商品2シリーズを7月6日から投入する。
 「びんつま」はヒット商品「缶つま」に続くおつまみシリーズで、紅ザケ、ニシン、サバ、ホタテを使った4種類からスタート。生の原料を半身の状態で、あるいはホタテ貝柱を薫製・乾燥を繰り返し、完成した冷薫を、風味を損なわないようキャノーラ油に漬け込んだ。それぞれケーパーやバジル、ペッパーとも合わせており、おいしさを引き立てている。


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