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新聞記事

2016年9月の記事一覧

掲載日:2016.09.12

後潟漁協 潜水で天然貝採取

5年貝サイズまで成長している天然貝の計量作業

 後潟漁協は今年、潜水による天然貝の水揚げを始めた。採取するダイバーは1日最大5人。8月1カ月間で終漁し水揚量は18トン。来年から本格操業に入る。


掲載日:2016.09.12

台風被害   カキ深刻、水揚げ目前/鳴瀬、志津川は4割減も

鳴瀬地区の浜市沖漁場でだんご状態になったカキ延縄施設の撤去。

 8月30日に大船渡市に上陸した台風10号の暴風雨と高波が三陸で養殖を中心に大きな被害を与えた。これから水揚げを迎えるカキが深刻だ。調査や復旧が進み、宮城県の鳴瀬(東松島市)、志津川(南三陸町)両地区で4割の減産が見込まれる。岩手県での被害は釜石市の室浜が8割とみられ甚大。広田湾などにも広がっている。


掲載日:2016.09.12

北海道 秋サケ 全面高の滑り出し

まとまりに欠く滑り出しとなった大樹漁協の水揚げ(6日)

 北海道の秋サケ定置はメス、オスとも全面高でスタートした。台風や低気圧による出遅れ、休漁も絡んで水揚げが低調な出足となり、メスがキロ800円台半ばから700円台後半中心、オスが400円絡みの高値発進。いくら製品の在庫薄などに加え、工場稼働の原料確保で高止まりの様相も呈しており、製品価格の形成は、秋サケと併せてサンマやイカなど他魚種の水揚げ動向にも行方がかかっている。  


掲載日:2016.09.12

銭函ホッキ堅調700円台

近年高値で推移しているホッキ(5日、銭函地区)

 小樽市漁協銭函地区のホッキけた引漁は前年を下回る水揚げで推移。資源は減少傾向で、特に規格で最小の中サイズが伸び悩んでいる。ただ、沖側の漁場で稚貝が発生しており、着業者は今後の資源加入と水揚げ増加に期待している。


掲載日:2016.09.12

白糠漁協青年部 漁船でウイスキー熟成

ウイスキーなどの積み込み作業。1年後までに4回取り出し成分変化を調べる(本間社長提供)

 白糠漁協青年部(雲津知成部長)は、「BAR一慶」(札幌市中央区)の本間一慶社長と連携、ウイスキーなど洋酒を船に積み込み、波の揺れによる味や成分変化を調べる「白糠船上熟成プロジェクト」を始めた。


掲載日:2016.09.12

台風被害  サケ・マス増殖施設、親魚捕獲に支障

水位が高く捕獲再開まで時間を要するもようの千代田堰堤(7日)

 親魚捕獲場やふ化場などサケ・マスの増殖施設も全道各地で被害が発生している。河川の増水による冠水や破損、土砂や流木の流入・堆積などで、各地区増協は早期復旧に奔走。ただ、十勝釧路、根室、北見などでは河川の水位が下がらず、ウライの冠水などで9月に入っても親魚を捕獲できない施設も出ている。
 十勝釧路管内は広尾川捕獲場でウライなどが流出、さらに土砂の流入・堆積で川床が大きく変わり抜本的な復旧工事が必要。千代田捕獲場も河川水位が高く、川床も変わって「捕獲再開まで時間を要する」と説明する。


掲載日:2016.09.12

台風10号、三陸を直撃/ 岩手ワカメ種苗も被害

 台風10号の被害は岩手県のワカメ種苗にも及んだ。釜石湾の佐須で生産できなくなったほか、北部でも被害が出ている。10月下旬ごろからの巻き込み作業で不足する可能性がある。吉里吉里は被害はないものの供給を多くは増やせない。唐丹は減産見込みの上、「アカクサ」が気掛かりだ。


掲載日:2016.09.12

築地仲卸団体 移転延期「大変残念」

 築地市場の水産仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合の伊藤淳一理事長は7日、都内で会見を開き、豊洲市場への移転延期について「大変ショック。組合員一丸となって取り組んできただけに残念」と述べた。


掲載日:2016.09.12

道漁連 生産予想を下方修正

 道漁連は8月末、平成28年度道産コンブ生産見込みを1万4701トンとした。6月末に示したものから約1900トン下方修正し、過去最低だった平成25年度実績(1万4931トン)を下回る予想。前年度実績比で12%減。平成18~27年度の10カ年平均比で19%下回る。


掲載日:2016.09.05

おぼろ昆布とろろ昆布手すき職人減少に歯止めを  昨年、養成所を開設

 おぼろなど手すき職人の減少・高齢化が進む中、堺市の(株)郷田商店は昨年、新たな担い手を育成しようと「手すき昆布職人養成所」を開設した。同社職人3人が交代で指導し、ことし2月に1期生5人が約1年間の課程を終え卒業。4月から2期生1人が技術習得に励む。郷田光伸社長は「職人育成と併せて、手すきの価値を認めてもらえるようPRしたい」と意欲。大阪の食文化を支えてきた伝統技術を後世へと継承していく。


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